
日本芸術院賞の受賞者らを茶会に招き、あいさつされる天皇、皇后両陛下。皇太子さまと秋篠宮ご夫妻が陪席された=22日、皇居・宮殿
天皇、皇后両陛下は22日、東京都台東区の日本芸術院会館で開かれた「第71回恩賜賞・日本芸術院賞」の授賞式に臨み、賞が授与された詩人の吉増剛造さんら8人に祝福の拍手を送られた。皇居・宮殿では記念の茶会を催し、皇太子さま、秋篠宮ご夫妻とともに受賞者らをねぎらわれた。
式に先立ち、地唄・箏曲家の米川敏子さんが、ご養蚕を継承する皇后さまから譲り受けた日本純産種「小石丸」の絹糸を張った「箏」を紹介し、皇后さまが「大切に使ってくださって」と笑顔で感謝される場面もあった。
皇后さまは25日、皇居内の紅葉山御養蚕所で、今年のご養蚕作業を終える「御養蚕納の儀」に臨まれた。宮内庁によると、今年は約180キロの繭が収穫されたという。
先の大戦で沖縄戦が終結を迎えた23日、両陛下は皇居・御所、皇太子ご夫妻は東宮御所で、それぞれ黙祷(もくとう)をささげられた。ご夫妻の長女で学習院女子中等科2年の敬宮(としのみや)愛子さまは、学校から戻った後に黙祷されたという。
皇后さまは21日、東京都港区のホールでバイオリニスト、前橋汀子さんのコンサートを鑑賞し、パガニーニの「ラ・カンパネラ」などに耳を傾けられた。前橋さんの演奏活動50周年を記念した昨年のコンサートを鑑賞する予定だったが、直前に桂宮さまが薨去(こうきょ)されたために、取りやめられていた。
皇后さまが昨年、傘寿を迎えられたのを祝う宮内庁楽部による洋楽演奏会が26日、皇居・東御苑の桃華楽堂で開かれた。両陛下、皇太子ご夫妻をはじめ皇族方が顔をそろえ、両陛下ゆかりの楽曲を楽しまれた。秋篠宮妃紀子さまと次女の佳子さまも出席された。
皇后陛下の傘寿を記念した洋楽演奏会を鑑賞された天皇、皇后両陛下、皇太子同妃両殿下、秋篠宮妃紀子殿下、佳子内親王殿下=26日、皇居・桃華楽堂
皇太子さまは25日、学習院女子中等科で、愛子さまの授業参観に臨まれた。理科、保健体育、音楽、道徳の様子を見て、愛子さまがご友人とともに熱心に授業に取り組まれているのを喜ばれた。皇太子妃雅子さまは体調を考慮して参観を控えられたという。
秋篠宮ご夫妻と長男の悠仁さまは20日、東京都港区のホールを訪れ、特殊カメラを使って昆虫の生態に密着したドキュメンタリー映画「アリのままでいたい」の特別試写会を鑑賞された。
悠仁さまがお誕生日などの行事以外で公の場に姿を見せたのは、昨年10月に都内で両陛下の傘寿記念の展覧会を鑑賞されて以来のこと。ご夫妻に挟まれる形で会場に入り、前の席に同世代の男児らがいるのに気づき、「こんにちは」と声をかけられた。
宮邸の庭などで、日頃から昆虫採集を楽しんでいる悠仁さまは、カブトムシとクワガタが樹液を奪い合う迫力あるシーンなどに時折、身を乗り出しながら鑑賞されていた。
映画「アリのままでいたい」の特別試写会を鑑賞された秋篠宮同妃両殿下、悠仁親王殿下=20日、東京都港区のスペースFS汐留
大正天皇の即位の礼に伴う大嘗祭(だいじょうさい)に新穀を献上した香川県綾川町で21日、主基斎田(すきさいでん)100周年記念の「お田植まつり」が開かれ、秋篠宮ご夫妻がご臨席。秋篠宮さまは「日本人が大切にしてきた稲作とそれにまつわる文化が、いく久しく受け継がれていくことを祈念しております」とあいさつされた。
田植えの後の「斎田踊り」をご覧になる秋篠宮同妃両殿下=21日、香川県綾川町(前川康二撮影)
大嘗祭で供える新穀は、京都から東の「悠紀(ゆき)」と西の「主基」の2カ所の斎田で作られ、その場所は亀の甲を焼き、割れ方をみる「亀卜(きぼく)法」という伝統的な方法で決められる。ご夫妻は7日にも、悠紀だった愛知県岡崎市での記念式典に臨席されていた。
天皇陛下の大嘗祭では、悠紀に秋田県五城目町、主基には大分県玖珠町が選ばれた。
三笠宮家の彬子さまは21日、大阪府岸和田市の岸和田競輪で行われた第66回高松宮記念杯の決勝戦を観覧し、表彰式では優勝した武田豊樹選手にカップを手渡された。
高松宮記念杯で優勝した武田豊樹選手にカップを贈られる彬子女王殿下=21日、大阪府岸和田市の岸和田競輪場
産経ニュース
【今週の御皇室】将来は昆虫学者?悠仁親王殿下の御近況など[桜H27/6/25]
皇室ジャーナリストの髙清水有子がお送りする『今週の御皇室』。今回は、昆虫採集にご
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