ロイヤル・ネイビー空母「クィーン・エリザベス」 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 
西村眞悟の時事通信より。


No.987 平成26年 7月 6日(日)

 

 七月四日、イギリスのスコットランドにあるロサイス造船所で
イギリス海軍(ロイヤル・ネイビー)は、
エリザベス女王陛下の臨席、キャメロン首相の参加の下で、
排水量六万五千トン、長さ二百八十メートルの最新鋭大型空母の命名式を行い、「クィーン・エリザベス」と命名した。
 空母「クィーン・エリザベス」は、F35やヘリを搭載し、
二〇一七年に就航する。
 同時にイギリス海軍は、「クィーン・エリザベス」の姉妹艦として空母「プリンス・オブ・ウェールズ」を建造中である。

 このニュースで「プリンス・オブ・ウェールズ」の名を聞いたとき、反射的に、「また、沈めるぞ」と思った。因果なことだ。
 
 とはいえ、イギリスがうらやましい。
 着々と空母機動部隊の建設をしているではないか!
 イギリスと同じ海洋国家である我が国も、
 シーレーン防衛の為に、
 「クィーン・エリザベス」級の空母をもつ機動部隊の創設を急がねばならない!

 これからは脈絡がないが、書いておく。
 
 イギリスの空母「クィーン・エリザベス」のことを知ってから、
「酒たまねぎや」さんのホームページを見ると、
韓国海軍が、214級潜水艦「尹奉吉(ユンボンギル)」(水中排水量千八百トン)の進水式を行ったと書いてあった。
 これで韓国の214級潜水艦は五隻となった。
 とはいえ、はじめのドイツで開発された潜水艦のブラックボックスをばらしてはみたが再び組み立てられなくなったので、一隻は動かないらしい。
 この214級潜水艦の中には伊藤博文をハルビンで暗殺したテロリストの名前を付けた「安重根」というのもあるらしい。
 
 そこで、「酒たまねぎや」さんは、次のように言う。
 韓国海軍の艦艇の名は、テロリストや山賊ばかりである。
 そのうち、従軍慰安婦の李容洙や文玉珠という婆ちゃんの名前をつけた軍艦が就航するかも知れない。
 何しろ、彼女らを英雄として「慰安婦の像」を世界に立て始めているのだから、と。

 韓国の陸海空軍は、朝鮮戦争の中から生まれた。
 その草創期の中核になったのは、ほとんど日本の陸軍士官学校を出た大日本帝国陸軍の将校であった。
 従って、彼らは現在の韓国では、親日分子として見下され正当な評価を受けていないという。
 
 朝鮮戦争の時、
 白善燁将軍は、日清戦争に於いて平壌を制圧した日本軍に学びその時の日本軍の作戦をなぞりながら北上した。
 陸士出身の安秉範大佐は、ソウルを防衛できなかった責任を感じて日本刀で割腹自決した。
 陸士五十四期の金貞烈氏は韓国空軍の生みの親である。
 その他多くの日本の陸士出身の将校が、朝鮮戦争において韓国軍を指揮して韓国を亡国から救っている。
 彼等がいなければ、
 韓国人は今、北朝鮮の三代目の首領のもとで苦しんでいるだろう。

 朝鮮戦争に於いて朝鮮半島に雪崩れ込んできて国土を荒廃させた中共にすり寄る現在の韓国の大統領には、勝手に慰安婦やテロリストを讃えさせて反日を叫ばせておくとして、
 我ら日本人は、
 かつて日本の陸軍士官学校に学び、朝鮮戦争に於いて敢然と戦って朝鮮半島南半分の共産化を防いだにもかかわらず、祖国韓国から無視されている韓国の勇士達を讃えるべきであろう。
 彼らは、日本精神を学んだ勇士であり、韓国の恩人であるが、日本に学んだということだけで、韓国に於いて貶められている。
 こともあろうに、我が国の陸軍士官学校出身の父をもつ韓国大統領自身に辱めを受けている。

 勇士がこのような扱いを受けることを、
 日本の武士道、日本人の義侠心は許さないはずだ。

 なお、あと連想を二つ。
 中共海軍が、もとロシアの空母を購入して今就航させているが、その空母の名は、「ワリヤーク」という。
 この「ワリアーク」とは、日露戦争に於いて、日本が始めて撃沈したロシアの軍艦の名である。
 
 今日、英空母「プリンス・オブ・ウェールズ」が何れ出現すると知って、咄嗟にまた沈めるぞと思ったように、
 中共が嬉しそうに動かし始めた空母のことを考える度に、あれは日本が二十世紀初頭に沈めた第1号の軍艦だと思えて仕方がない。

 ついでに、ミッドウェーで、第二航空戦隊司令官の山口多聞少将が指揮する空母「飛龍」が沈めたアメリカ空母「ヨークタウン」について調べてみた。
 
 現在、アメリカ海軍には「ヨークタウン」という名の空母は無いようだ。
 大東亜戦争に際して、アメリカにはヨークタウン級空母は三隻あった。「ヨークタウン」、「ホーネット」そして「エンタープライズ」である。
 そのうち、我が海軍は、
「ヨークタウン」をミッドウェー海域で、
「ホーネット」を南太平洋海域で、それぞれ撃沈し、
「エンタープライズ」は南太平洋で大破させている。

 早く、空母機動部隊を保ちたい。
 嗚呼、我らの帝国海軍、アワー・インペリアル・ネイビーよ!
 
 ・・・これ以上書けば・・・、
 戦後特有のレッテルを貼られるので止める。