福島産農産物「まったく大丈夫です」 原子力規制委員長が太鼓判
福島県産のモモを手に取り、安全性を説明する原子力規制委員会の田中俊一委員長(左)=2日、東京都港区
福島県の農業生産者団体などでつくる「福島応援隊」は2日、風評被害対策の一環で東京・六本木の原子力規制委員会を訪れ、県内で収穫したばかりのモモなどを田中俊一委員長へ贈り安全性をアピールした。
田中委員長は報道陣らを前に放射性物質の少なさを科学的に説明し、「(健康影響は)まったく大丈夫ですから。全国で福島を応援するつもりで食べてもらいたい」と話した。
応援隊が福島県民の食事から摂取した放射性セシウムやカリウム40などの放射性物質の分析結果をパネルにして示すと、田中委員長は「カリウム40は天然にもあって、成人男性の体内に4千ベクレルほど入っている」と安全性を強調していた。
福島産のモモは、平成22年には全国平均の9割ほどだったが、東京電力福島第1原発事故後は低迷が続き、昨年でも7割ほどと低価格のままだ。
応援隊の永沢信弘・コープ新ふくしま専務理事は「検査でも数値は上がっていない。自信を持って食べてもらいたい」と訴えた。
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