【読者サービス室から】集団的自衛権 「行使は国民のためのもの」
限定的な集団的自衛権行使を容認する政府有識者会議の報告を受けた安倍晋三首相が15日、実施に向け強い決意を表明。「今までどおり憲法9条で平和を守って」(東京都日野市、60代女性)▽「米国に“世界の警察”を続けてもらえばいい」(埼玉県、57歳女性)など反対意見の一方で「行使は誰のためか。日本を守ろうとして攻撃された同盟国軍を助けたいと思う国民のためのものだ」(大阪府寝屋川市の男性)▽「世界の平和の中にいる日本の、その平和を守るためのものだ」(北九州市、64歳女性)▽「国連(連合国)の根幹である多国籍軍(連合国軍)への参加も容認すべきだ」(大阪市の男性)▽「反対の人に言いたい。自分の命は誰が守るの? 自分でしょ」(茨城県、60代女性)▽「独立国が当然持っている権利を守ろうとする安倍首相の決意を頼もしく思う」(東京都小平市、36歳男性)など賛成意見が集中しています。
南シナ海をめぐる一連の中越対立について「小さいベトナムが強大な中国に屈することなく対抗しているのはあっぱれ。ふてぶてしい泥棒国家に負けるな、と応援したい」(東京都八王子市、60代女性)▽「国連安保理の常任理事国は筋が通らない加盟国をとがめるべきだが、中国は自ら暴挙を行っている」(千葉県船橋市、75歳男性)▽「対中暴動に日系企業も巻き込まれたが、深い友情で結ばれた日越関係は揺るがない」(山形県、60代男性)など。
連載小説「アキとカズ 遥かなる祖国」が5~8日付で東京大空襲を描くと、東京都目黒区の78歳女性から、こんなはがきをいただきました。「当時は国民学校2年生。住んでいた向島にもB29が焼夷(しょうい)弾をばらまいた。機銃掃射はビルのない開けた地域が狙われた。奇跡的に残った言問(こととい)国民学校に避難した。あの状況でもトイレや教室は皆がきれいに掃除していた。今、生き残っている人の話をしっかり聞いて、記録しておくこと。だんだん老人の話は聞くことができなくなる。急いで」(5月14~20日の意見)