中国の醜悪極まる本性 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 



【痛快!テキサス親父】
中国の醜悪極まる本性 日本は比などと「対中国」で連携せよ

ZAKZAK 夕刊フジ


ベトナム沿岸警備隊の船(手前)に体当たりする中国海警の艦船(同警備隊提供・共同)


 ハ~イ! みなさん。日本から戻ってきたら、連日、見逃せないニュースが流れているぜ。中国とベトナムが領有権を争う南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島周辺海域で、中国が強引に石油掘削を始め、ベトナムが猛烈に反発しているというものだ。

 中国のアカ(=共産主義者)が、もう1つのアカの国・ベトナムのEEZ(排他的経済水域)を侵略しようとしているわけだ。「アカvsアカ」だから、自由主義者の俺たちには良いことかもしれないな(笑)。

 何が起きているのか、少し説明させてくれ。

 EEZとは、各国の経済的な主権がおよぶ水域(海岸から200カイリ=約370キロ)のことで、国連海洋法条約で設定されている。中国が約10億ドル(約1020億円)もする、ドデカい石油採掘施設を持ち込んだ海域は、ベトナムから約220キロしか離れていない。

 ところが、中国はパラセル諸島自体を「俺たちのものだ」といい、周辺海域の資源も「全部いただくぜ」と強弁している。ベトナム船が掘削中止を求めて近づくと、中国公船は放水を加えただけでなく、ベトナム船の横っ腹に何度も体当たり攻撃まで食らわしたという。ベトナム側には多数の負傷者が出ている。

 こんな暴力的な侵略行為が、21世紀に通用するはずがない。きっと、チベットやウイグルも、同じようなやり方で取り込んだのだろう。当然、日米両国が中国を非難しただけでなく、ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国も猛反発している。

 ベトナム国民も激怒して、国内各地で数千人規模の反中デモが発生し、中国系企業の工場などが放火されたという。

 今回の件で学ぶべきことは、中国の醜悪極まる本性と、彼らの侵略行為への対処法だ。

 ベトナムは小規模な海軍しか持たないが、圧倒的な海軍力を誇る中国に一歩も引かず、「ここに掘削施設を設置するんじゃねぇ!」と立ち向かっている。さらに、ASEANをはじめ、世界に中国の暴挙について、衝突映像などの証拠を示してアピールしている。

 南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)で中国と領有権争いを抱えるフィリピンや、中国に沖縄県・尖閣諸島を狙われている日本は、ベトナムの手法や決意を参考にして、「対中国・反中国」で連携すべきだ。無法国家を許してはならない。世界中に、中国の異常性を吹聴してやれ。

 そして、中国のアカに「侵略行為をヤメろ」と迫るべきだ。何しろ、彼らは自国の軍備拡大について、「平和目的だ」と説明してきたんだからな。それとも、彼らの「Peace(=平和)」は、諸島1つを強奪する「Piece(=1つ)」だったのか?

 ハッハッハッ!

 親愛なるみなさんと貴国に神の祝福がありますように。米国に神のご加護がありますように。

 では、また会おう!

 ■トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを定年退職後、さまざまなニュースについて動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。