西村眞悟の時事通信より。
No.967 平成26年 5月10日(土)
本ホームページの画面が、二日前にチャイナからの工作でめちゃめちゃにされていた。これで、二度目である。
自国人民の動向を巨額の国費を使って監視し続けなければ維持できない国が、他国のネットに入り込み、妨害している。
天安門事件の日である六月十四日を一ヶ月後にひかえて、
中国共産党は、その事件の実相を知り、それを記憶している自国人民を拘束し始めている。
近い将来、中国共産党独裁政権が行っているこの蛮行や工作は次の通り評価される。
曰く、「政権の末期症状」
同時に独裁政権は、南シナ海の西沙諸島海域に於いて、
ベトナムの領有を排除するために実力行使にでている。
数年前、我が国の尖閣諸島周辺領海において我が国巡視船に対し、支那は漁船と称する船を衝突させた。
それと、そっくり同じことを南シナ海でやっている。あの時の尖閣事件と同じ映像が流れているのかと思えるほど同じだ。
違うのは、我が国に対しては、「漁船らしき船」を衝突させたのに対して、ベトナムに対しては、「正真正銘の公船」を衝突せしめていることだ。
また、中国政府の言い分もそっくり同じ。
何が同じか。ウソが同じなのだ。
この度、独裁政府スポークスマンとウーマンは、三十五隻のベトナム船が百七十一回も中国船に衝突してきたと言っている。
よくも、まあ、大真面目な顔をして世界に対して恥をさらしている支那人よ。
こんな国は、文明国でもなんでもない。
天命は、既に中国共産党独裁政権を見限っている。
易姓革命の伝統に従って、現王朝が打倒され、
新しい人民の為の政権が各所に誕生することになる。
ところで、現在、中国共産党が宿痾の如く繰り返す「ウソ」を見たり聞いたりしていて、連想することがある。
突拍子もないと思われるかも知れないが、それは、
今の支那のウソは、
アメリカが原住民インディアンの土地を奪うときのウソと同じだ、ということ。
アメリカ開拓史は、インディアンの土地を奪う歴史である。
その略奪を、白人は、「神から与えられた使命」であると大ウソをついた。そして、そこから、無数の小ウソが繰り返され、
被害者のインディアンが野蛮で暴虐で貪欲だとされた。
しかし、「西部劇」で有名になったバッファロー・ビルは、次のように言っている。
「インディアンが約束を破ったことは一度もなかった。
そして、白人が約束を守ったことも一度もなかった。」
野蛮で暴虐で貪欲だったのは白人だった。
では、如何にして、開拓は成功したのか、つまり、白人は如何にしてインディアンを打倒したのか。
アメリカ騎兵隊は、戦場に現れたインディアンの戦士と対峙せずに迂回して(何故なら、彼らのほうが強かったから)、
彼ら勇敢な戦士の無防備な集落(家庭)を襲い、
戦士の妻、両親そして子供を虐殺することによって、インディアンを屈服させ打倒したのである。
ウソと敵側の無防備な者への容赦のない攻撃が、
アメリカ軍の遺伝子である。
七十年前に、アメリカ軍が我が国に対して、非戦闘員である老人、婦人そして子供を焼き殺すことのみを目的にした空前の都市住居地帯への無差別爆撃を繰り返したことを思い出されよ。
同時に、リメンバー・パールハーバーから始まって東京裁判判決と戦犯の絞首刑執行に至るまで、
彼らは、如何に自らを「自由と正義」と見せかけるためにウソをついたか。
このアメリカの我が国に対する戦闘姿勢とウソ、
これこそ、インディアン討伐から始まったアメリカ軍の遺伝子が為せることである。
そして、この「支那のウソ」と「支那に追随する朝鮮のウソ」と「アメリカのウソ」が我が国国内の反日勢力と結託して、
まるで、ウソが我が国を取り巻く世界の大勢であるかのように、
現在の我が国を、未だに牽制している。
即ち、世界政治に於いて、ウソは生きている。
ウソは過去にもあるし、現在にもある。
そこで、このウソのことを念頭に置いて、現在のウクライナ情勢を点検しなければ、実相が解らないと言っておきたい。
東シナ海と南シナ海での支那の「ウソ」は、バレバレである。
しかし、西のウクライナ情勢にも「ウソ」があることに留意すべきである。
支那、朝鮮のウソに騙されないところに、
我が国の独自性と独自外交の道があるのと同様に、
アメリカ、そしてアメリカと不可分のグローバリズム(超多国籍企業体)のウソに振り回されないところに、
我が国の、「世界文明的存在意義」がある。
ウクライナ情勢に付いては、
本時事通信の「馬淵睦夫論文に注目せよ」を読んでいただきたい。