天皇皇后両陛下ご動静。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 




「仏教-アジアをつなぐダイナミズム」展を鑑賞される天皇、皇后両陛下。左は東洋文庫の斯波義信文庫長=9日午前、東京都文京区本駒込の東洋文庫(代表撮影)

(8日・火/宮内庁発表分)

 【午前】

 両陛下 杉浦昌弘・みどりの学術賞選考委員会委員長ほかから説明お受けに《第8回みどりの学術賞受賞者の業績について》(皇居・御所)

 【午後】

 陛下 ご執務(御所)

 陛下 お手まき(皇居・生物学研究所)

 天皇陛下は8日、皇居・生物学研究所脇の苗代に、稲の種もみ約3600粒をまかれた。春の恒例行事で、秋に収穫される米は、11月の新嘗祭など皇室の祭事にも使われる。開襟シャツ姿の陛下は、しゃがんでざるに入ったうるち米「ニホンマサリ」と、もち米「マンゲツモチ」の種もみを丁寧にまかれた。5月には、育った苗を皇居内の水田に植えられる。


両陛下、仏教展ご鑑賞


 天皇、皇后両陛下は9日、東京都文京区の東洋文庫ミュージアムを訪れ、企画展「仏教-アジアをつなぐダイナミズム」を鑑賞された。東洋文庫は東洋学分野で日本最古・最大の研究図書館。

 文庫の理事を務める中根千枝東大名誉教授が、僧侶で探検家の河口慧海が持ち帰ったチベット仏教の経典について「仏像より大切にされていた」と説明。陛下は「慧海はこれが見たかったんですね」と話され、皇后陛下は「チベットに入るのは危険だったでしょうね」と当時に思いをはせられた。

 孔子が編纂(へんさん)したとされる歴史書の解説集で、特別公開中の国宝「春秋経伝集解」なども見て回られた。