天皇皇后両陛下ご動静 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 


天皇皇后両陛下三重県行幸啓。東京駅に到着された天皇皇后両陛下。奥は皇居から持ち出された三種の神器の剣と勾玉=3月25日午前、JR東京駅


(24日・月/宮内庁発表分)

 【午前】

 皇后陛下 「テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢」ご覧(東京都港区・森アーツセンターギャラリー)

 【午後】

 両陛下 勤労奉仕団ご会釈(皇居・蓮池参集所)

 両陛下 皇宮警察の人事異動者が拝謁(皇居・御所)


両陛下、伊勢へご出発 20年ぶりに「剣璽ご動座」


 天皇、皇后両陛下は25日午前、20年に1度、社殿を造り替え、ご神体を移す式年遷宮「遷御(せんぎょ)の儀」を昨年終えた伊勢神宮を参拝するため、三重県伊勢市に向けて新幹線の臨時専用列車でJR東京駅を出発された。両陛下の神宮ご参拝は平成13年11月以来。

 今回のご訪問では、皇位とともに伝わる「三種の神器」のうち、「剣璽(けんじ)」(剣と勾玉=まがたま)を携行する「剣璽ご動座(どうざ)」も行われ、両陛下に随行する侍従が黒いケースに入れられた剣璽を携えた。剣璽が皇居から持ち出されるのは、前回の式年遷宮後に伊勢神宮を参拝された平成6年以来、20年ぶり。

 両陛下は26日午前に衣食住の神、豊受大神(とようけのおおみかみ)を祭る伊勢神宮の外宮をご参拝。午後には外宮から約4キロ離れ、皇祖神の天照大神(あまてらすおおみかみ)を祭る内宮を参拝される。内宮の正宮(しょうぐう)には神器の一つ「八咫鏡(やたのかがみ)」がご神体として収められている。27日は式年遷宮の資料を展示した「せんぐう館」などを視察し、28日に帰京される。


天皇皇后両陛下三重県行幸啓。天皇皇后両陛下とともに行幸啓に持ち出された三種の神器の剣と勾玉=3月25日、JR東京駅(早坂洋祐撮影)

伊勢神宮参拝のため、東京駅を出発される天皇、皇后両陛下=25日午前