西村眞悟の時事通信より。
No.951 平成26年 3月18日(火)
一言だけ書いておきたい。
横田滋さん、早紀江さん、
お孫さんに会えてよかった。
日本中が喜んでいる。
ご夫妻には、用事が無くてもときどき会って食事をして話をしてきたが、お孫さんと会って帰られてからのご夫妻の表情は、
今までとは一変し、明るく輝いている。
三十七年前の幸せな家族の団欒のなかの娘の何気ない仕草が、
孫娘に何気なく伝わっているのを観たお二人の心の安らぎは、如何ばかりであったろう。
私の当初の危惧は、ご夫妻が、外地で、再び、めぐさんが既に死亡したと、北朝鮮から、また、我が国の外務省役人から、しつこく毎日告げられ続けていたのではないか、ということだった。
そもそも、確認もせずに北朝鮮に同調し、ご夫妻に娘の「死亡宣告」を最初にしたのは我が国政府だから、ウランバートルまで同行した外務省が再び北朝鮮と同じことをしたかもしれないと疑われても仕方がないではないか。
しかし、この危惧は無かったようだ。
それは、ご夫妻の明るい表情が物語っている。
そして、母、早紀江さんは直感した。
娘のめぐみも元気だ、と。
私は、母、早紀江さんの直感を信じる。
めぐみさんは、生きている。
必ず、祖国日本に帰還してもらい、
父母である滋さんと早紀江さんと同じ屋根の下で住んでもらう。
孫と初めて面会したことについて笑顔で記者会見する横田早紀江さん、滋さん夫妻=17日午前11時46分、川崎市川崎区 産経ニュース