陸自、さっぽろ雪まつりに出動。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 



雪像制作で協力団。 

http://sankei.jp.msn.com/life/news/140106/trd14010610180007-n1.htm

さっぽろ雪まつりの雪像づくりに当たるため、編成完結式に臨む陸自第11旅団の隊員ら=6日午前、札幌市

2月5日から始まる「さっぽろ雪まつり」を前に、雪像づくりに当たる陸上自衛隊第11旅団が6日、司令部のある真駒内駐屯地(札幌市)で協力団の編成完結式を開いた。

 協力団は隊員約550人で編成され、3隊に分かれて幅22~24メートル、高さ15メートルの大雪像を3基制作する。7日から会場の大通公園に雪を運び込み、ソチ五輪にちなんで女子ホッケーなど冬のスポーツを組み合わせた雪像などをつくるという。

 さっぽろ雪まつりは札幌市などの主催で2月11日まで開催される。大雪像は自衛隊やボランティアが制作している。

 旅団によると、2015年からは訓練時間を確保するため制作数を2基に減らすという。


【雪まつり-自衛隊物語】
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131231/trd13123112000005-n1.htm

第18普通科連隊では雪像の模型作りが行われていた

平成26年、さっぽろ雪まつりは65回目を迎える。2月5日から11日までの7日間、札幌市中央区の大通会場をメーンに開催され、雪像は199基が予定されている。例年、陸上自衛隊の作る大雪像はイベントの目玉。彼らの奮闘ぶりを紹介する。(松垣透)

 自衛隊が雪まつりに参加したのは昭和30年の第6回。当時、4丁目会場に高さ10メートルのマリア像「栄光」を制作した。自衛隊の雪まつりへの参加について、市の関係者が師団長に6回も頼みに行ったとか。それで「引き受けましょう」と承諾を得た。隊員の「築城訓練の一環」として参加を承諾した歴史がある。

 今回、陸上自衛隊真駒内駐屯地の第11旅団第18普通科連隊は、今年8丁目の雪のHTB広場に大雪像を作る。今年はインドの建造物、イティマド・ウッダーラを作る。なじみはないかもしれないが、繊細な装飾の施された白大理石の霊廟(れいびょう)だ。

 雪像は高さ12メートル、奥行き23メートル、横幅21メートルとなる。使用する雪の量は5トントラック450台分の2250トン。雪像作りのために、実際に隊員が現地で実物を確認し、すべての角度から写真を撮り、事前の用意をした。

 雪像作りは「隊員たちも知らない」ため、ミニチュアを作ってイメージを描く。雪像作りのノウハウだ。今回8丁目会場を担当する18普通科連隊の大雪像作りの技術部長の村田謙二さん(52)は「10月下旬からスタートした」と作業を見守る。

 建物の作り方は部隊によって違う。18普通科連隊の作り方は、アイスブロック工法といわれるもので、独自の技術で雪で作った24種類約1100個の細かいパーツを貼付け、忠実に再現する。そうしたノウハウをそれぞれの部隊が継承していくことになる。

 村田さんは雪像作りは今回で5回目となる。

 「これまでに失敗はないが、いかに隊員を休ませるか」というのが課題なのだという。1月に入ると休みなく作業は続くことになる。

 「事前の用意が大事」と村田さん。雪まつりのはじまる3時間前というぎりぎりまで作業することもある。

 さっぽろ雪まつりは昭和25年に始まった。もともとは札幌市民のレクリエーションや新たな観光資源の開発が目的だった。第1回雪まつりは1日だけの開催で、雪像も6基だった。

 当時、札幌の人口は約31万人。雪まつりには5万人が参加したというから、どれほどのにぎわいだったかが分かる。

 当時の写真を見ると雪が少し黒っぽい。暖房燃料が石炭ということが理由らしい。会場の大通西7丁目広場は市民の雪捨て場だった。

 今は「さっぽろ雪まつり」と表記するが、当時は「札幌雪まつり」と書かれている。

 陸上自衛隊では1月6日に編成式を行い、7日から大通公園での大雪像作りに入る。

第18普通科連隊が作る大雪像の模型。これも自衛隊の隊員が作った

第1回の雪まつりの雪像。当時は暖房に石炭を使っていて、雪も少し黒かった(「さっぽろ雪まつり50年」から)

第18普通科連隊では雪像の型枠作りの最後の追込み作業が行われていた

雪のHTB広場の大雪像作りの技術部長の第18普通科連隊の村田謙治さん