新年祝賀の儀に臨まれる天皇、皇后両陛下と皇太子殿下、秋篠宮同妃両殿下=1日 午前11時4分、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)
(1日・元旦/宮内庁発表分)
【午前】
陛下 四方拝(皇居・御所)
両陛下 祝賀およびお祝酒《侍従長はじめ宮内庁侍従職職員》(同)
陛下 晴の御膳(皇居・宮殿)
両陛下 祝賀《宮内庁長官はじめ課長相当以上の者、参与および御用掛》(同)
両陛下 祝賀の儀《皇太子同妃両殿下はじめ皇族方》(同)
両陛下 祝賀《元皇族、ご親族》(同)
両陛下 祝賀《未成年皇族方》(同)
両陛下 祝賀の儀《首相ら》(同)
両陛下 祝賀の儀《衆院議長および参院議長ら》(同)
両陛下 祝賀の儀《最高裁長官ら》(同)
両陛下 祝賀の儀《認証官ら》(同)
両陛下 祝賀《堂上会総代》(同)
【午後】
両陛下 ご昼餐《皇太子同妃両殿下はじめ皇族方》(宮殿)
両陛下 祝賀《旧奉仕者会会員》(同)
両陛下 祝賀《宮内庁職員および皇宮警察本部職員》(同)
両陛下 祝賀《元宮内庁長官、元参与、元側近奉仕者、元御用掛、松栄会会員ら》(同)
両陛下 祝賀の儀《各国の外交使節団の長ら》(同)
両陛下の御製・お歌8首
【天皇陛下】(5首)
《あんずの里》
赤き萼(がく)の反りつつ咲ける白き花のあんず愛でつつ妹と歩みぬ
《大山(だいせん)ロイヤルホテルにて》
大山を果たてに望む窓近く体かはしつついはつばめ飛ぶ
《水俣を訪れて》
患ひの元知れずして病みをりし人らの苦しみいかばかりなりし
《皇居にて 二首》
年毎に東京の空暖かく紅葉(もみぢば)赤く暮れに残れり
被災地の冬の暮らしはいかならむ陽(ひ)の暖かき東京にゐて
【皇后陛下】(3首)
《打ち水》
花槐(はなゑんじゆ)花なき枝葉そよぎいで水打ちし庭に風立ち来たる
《遠野》
何処(いづこ)にか流れのあらむ尋(たづ)ね来し遠野静かに水の音する
《演奏会》
左手(ゆんで)なるピアノの音色(ねいろ)耳朶(じだ)にありて灯(ひ)ともしそめし町を帰りぬ
新年祝賀の儀で認証官らにあいさつされる天皇、皇后両陛下=1日午前11時32分、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)
両陛下、首相らから新年あいさつお受けに。
皇居で新年祝賀の儀
天皇、皇后両陛下は1日、皇居・宮殿で、皇族方や三権の長らから新年のお祝いを受ける「新年祝賀の儀」に臨まれた。
午前中は、皇族方、首相ら内閣関係者、衆参両院議長ら国会関係者、最高裁長官ら裁判所関係者、検事総長ら認証官や知事、各省次官らから、それぞれあいさつを受けられた。陛下は「新しい年をともに祝うことを誠に喜ばしく思います。年頭に当たり、国の発展と国民の幸せを祈ります」と述べられた。
午後には、各国の駐日大使らからあいさつを受け、一人ひとりに会釈をされた。
女性皇族方はティアラを着用して臨まれたが、皇后陛下はご負担軽減のため昨年に続き着用されなかった。
陛下はこれに先立ち同日未明、年の初めの宮中祭祀「四方拝(しほうはい)」に臨まれた。陛下のご負担を考慮し、平成24、25年に続き皇居・神嘉殿ではなく、お住まいの皇居・御所で行われた。