神楽舞の練習に取り組む女子高生ら=兵庫県淡路市多賀
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131223/wlf13122309270005-n1.htm
淡路島内で最も多い初詣客が訪れる兵庫県淡路市多賀の伊弉諾(いざなぎ)神宮(本名孝至宮司)で22日、正月三が日に臨時で巫女(みこ)として働く女子高生らが神楽舞の練習に取り組んだ。参加した10人は白衣に緋袴(ひばかま)の巫女装束に身を包み、真剣な表情で所作などを学んだ。
同神宮は作文、面接などの試験を突破した大学・専門学校生3人と高校生22人の計25人を臨時巫女として採用。臨時巫女らは同神宮の巫女から神楽舞や所作などの指導を受け、初詣客に縁起物やお守りを授けたり、神楽舞を奉仕したりする。
練習は3日間に分けて実施。この日は、10人が参加して2種類の神楽舞の習得に挑戦し、扇や鈴、御幣(ごへい)の動かし方、足の運び方などを学んだ。会場では講師役の巫女らが「扇はもっと優雅に」、「そこから3歩真っすぐ前に」など細かい動きもアドバイス。臨時巫女らは指導を受けながら、真剣な表情で練習に励んだ。
参加した県立津名高校3年の矢野有紗さん(18)は「参拝される方々が、気持ち良く新年を迎えられるお手伝いができれば」と話した。同神宮では、今年の三が日に約13万人の初詣客が訪れている。