櫻井さんの秘密保護法を60年安保になぞらえた意見は、青山繁晴氏が『ザ・ボイス』で
ただ、彼女の「外国から貰った情報を守るため」という説明には批判があってしかるべき
なぜなら、この法律は ≪日本が独自に情報を収集できる国になるための法律≫ でなければならないからです。
要するに、秘密保護法は≪日本が自立するのに必要不可欠な法律≫ なのです。
決してこの番組が誘導しているような、日米安保体制を強化するための法律では ≪ありません≫。
この法律によって安保体制の強化が可能になるのは事実ですが、それはあくまでも結果で
また、櫻井さんは以前同番組で、マスコミが今年8月1日からネガティブ・キャンペーン
「麻生副総理は"ナチス憲法"と言ったが、当時のドイツにあったのは全権委任法であっ
しかし、この櫻井さんの発言は"間違い"です。
わざと言っているのなら、かなり悪質なデマです。 なぜなら、全権委任法は当時、新生ドイツの≪暫定的憲法≫とされていたからです。
そもそも、全権委任法とは受権法全般を指す言葉であり、特定の法律を指す言葉ではあり
ナチス政権下で決定された当該の法律は、正確には「民族および国家の危難を除去するた
また、当時のナチスの権力を強化した一連の法律は、一般的に「ナチスの憲法」と呼ばれ
麻生氏の真意は聞いてみなければ分かりませんが、少なくともいわゆるナチスの全権委任
むしろ、従来のナチスに関する法制研究を踏まえた正確な表現なのです。
ですが、これらの知識を知らなくても、マスコミの言っている事がおかしいことはすぐに
なぜなら、麻生氏を批判した人たち(桜井さん含む)は、全権委任法がワイマール憲法を
ということは、今までの憲法に代わる新しい法律が存在しているわけです。
麻生氏は、その法律をナチス政権下の憲法=ナチス憲法と言ったにすぎないのです。
さらに言えば、こんな考察をしなくてもマスコミ(桜井さん含む)の報道がおかしいこと
法律上の問題なのに、なぜ専門家の意見を一切報道しないのでしょうか?
マスコミは、結論ありきで麻生氏のネガティブ・キャンペーンをするのと同時に、国際的
残念ながら、上記のように、私は櫻井さんの言動には納得できません。
麻生氏の発言についての桜井さんの意見は、明らかに間違っていると思います。