支那が手を出せば戦う覚悟示せ。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





【誇れる国、日本】経済的苦境は政治指導力の欠如。 
中国が手を出せば戦う覚悟示せ。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131208/dms1312080723004-n1.htm


先週末、久しぶりに台湾を訪ね、李登輝元総統と会談してきた。李閣下とは2002年に、アパグループの月刊誌「アップルタウン」で対談して以来、何度かお会いしている。今回も91歳という年齢を感じさせない迫力で、2時間半にわたって語り合ってきた。

 李閣下は「日本の経済的苦境は政治指導力の欠如が原因である。これまでに何度も『大胆な金融政策、大規模な財政出動をやるべきだ』と提言してきた」とまず語った。

 日本が「失われた20年」といわれる長期低迷に陥った原因についても、李閣下は「1985年のプラザ合意で、輸出産業が急速な円高で不況に陥ったのに、日本の指導者が、中国や韓国、米国などの批判を恐れ、円安政策に踏み切れないでいたため」と喝破した。

 安倍晋三首相は就任以来、独自政策「アベノミクス」を推し進め、日本経済は息を吹き返した。東証平均株価は1年前の倍近くになり、2020年東京五輪の招致も成功した。日本の未来に希望が感じられる。

 李閣下は「これまで日本の指導者は、米国依存と中国への精神的隷属から抜け出せないでいた。だが、安倍首相は違う。正しい政策を実行していく勇気と強いリーダーシップがある」と高く評価していた。

 私は「昨年の自民党総裁選で、安倍首相は神懸かり的な勝利を収めた。あれは天佑(=天の助け)というべきもので、日本は崖っぷちで踏みとどまった」と言った。

 そして、中国についても話し合ってきた。

 李閣下は「中国はわずか1%の世帯が富の4割を独占する、貧富の格差が激しい国だ。不動産バブルも崩壊寸前なうえ、賄賂で稼いだ役人が金を持って国外に逃げ、反日デモや環境汚染で外国資本も逃げ出している。習近平国家主席は自国民の不満をそらし、体制を引き締めるために周辺国に覇権的な干渉を繰り返している」と指摘した。

私は「安倍首相はこれに『冷静かつ毅然として対応する』『わが国の領土、領海、領空を断固として守り抜く』といい、脅しに屈しない姿勢を取っている」と説明した。

 大きくうなずいた李閣下は「尖閣諸島は日本の領土なのだから、『中国が手を出してくれば、戦う』というぐらいの覚悟を示すべきだ。『共同管理』の申し出は断固拒否しなければならない」と語った。閣下は、国際社会はきれい事ではなく、「バランス・オブ・パワー」で成り立っていることを十分理解していた。

 中国の脅威が顕在化しているのに、日本の野党や反日メディアは特定秘密保護法案をめぐり、異常な反対論を展開している。欧米のようなスパイ防止法がない以上、日本が秘密保護法制定を進めるのは当然だ。彼らの言動を見ていると「日本が真っ当な国になるのを阻止したい」という思惑を感じざるを得ない。

 李閣下は「平和を維持し、国益を増進するには、ひとえに指導者のリーダーシップにかかっている」と発言。私も「安倍首相に続く次世代のリーダーを育てて『民族の歴史に誇りと自信を持てる国』にしたい。そのために『勝兵塾』を創設した」と語った。最後は「お互いの国のために頑張りましょう」とエールを交換してきた。

 ■元谷外志雄(もとや・としお) 石川県小松市生まれ。信用金庫勤務後、27歳で注文住宅会社を創業し、その後、ホテルやマンション、都市開発事業などを手がけるアパグループを一代で築き上げる。同グループ代表。国内外の多くの要人と交友関係があり、政治や経済、軍事に関する知識も豊富で、社会時評エッセーも執筆する。著書に「誇れる祖国『日本』」(幻冬舎)、「報道されない近現代史」(産経新聞出版)など。


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