(20日・水/宮内庁発表分)
【午前・午後】
両陛下 武蔵野陵・武蔵野東陵ご参拝《インドご訪問につき》(東京都八王子市・武蔵陵墓地)
引き続き、国営昭和記念公園昭和天皇記念館・宮内庁宮内公文書館共催展「摂政宮と関東大震災-宮内庁の記録から-」ご覧(東京都立川市・昭和天皇記念館)
【午後】
皇后陛下 日本サラマンカ大学友の会創立15周年記念「感謝の集い」レセプションご臨席(東京都港区・国際文化会館)
武蔵陵墓地を訪れ武蔵野東陵を参拝される天皇皇后両陛下=20日午前、東京都八王子市の武蔵陵墓地(寺河内美奈撮影)
天皇、皇后両陛下は20日午前、インド訪問(30日~12月6日)を前に東京都八王子市の武蔵陵墓地(りょうぼち)を訪れ、昭和天皇の武蔵野陵(むさしののみささぎ)と香淳皇后の武蔵野東陵(むさしののひがしのみささぎ)の2陵を参拝された。 外国訪問前の恒例のものだが、宮内庁が今月14日、両陛下の陵を2陵より縮小し一体的に整備し火葬にするなどとした、陵やご葬送方法のあり方の検討結果を発表してから、初のご参拝となった。 モーニング姿の陛下は武蔵野陵の鳥居をくぐり、墳丘の前で深く礼をされた。次いで、50メートルほど離れて造られている武蔵野東陵にも拝礼された。皇后陛下も、それぞれに拝礼された。
国営昭和記念公園に到着された天皇、皇后両陛下=20日午後、東京都立川市(代表撮影)
天皇、皇后両陛下は20日、東京都立川市の昭和天皇記念館で開かれている特別展「摂政宮と関東大震災-宮内庁の記録から-」をご覧になった。 90年前の大正12(1923)年9月1日の関東大震災時、皇太子として大正天皇の摂政を務めていた昭和天皇が、被災直後の東京や横浜を自ら視察した様子などを、当時の写真や公文書などで紹介。貞明皇后の意向で発足し被災地の医療を支えた「宮内省巡回医療班」の活動などについても展示している。 陛下は、昭和天皇が更地のようになった被災地をながめる様子の写真に「これはどこなんでしょうね」と説明者に熱心にたずねられていた。 同展は12月1日まで。