両陛下、皇族方も国体を熱心にご観戦。
初めて訪問した東京都瑞穂町で、沿道の人々に手を振られる天皇、皇后両陛下=5日(大西史朗撮影)
愛子内親王殿下の学習院初等科入学式を前に、正門前にお立ちになる皇太子同妃両殿下=平成20年4月10日、東京都新宿区
ご静養先のホテルの庭を散策される秋篠宮殿下と、紀子妃殿下に抱かれられた悠仁親王殿下、眞子内親王殿下、佳子内親王殿下=平成20年5月3日、長野・軽井沢(矢島康弘撮影)
20歳のお誕生日を迎え、高円宮久子妃殿下と並ばれるご次女、典子女王殿下=平成20年7月7日、東京・元赤坂の高円宮邸(宮内庁提供)
早稲田大学の卒業式に出席される高円宮家のご長女、承子女王殿下=平成25年3月26日、東京都新宿区
「第3回国際ユニヴァーサルデザイン会議2010in はままつ」の記者説明会に臨まれた寛仁親王殿下=平成22年9月27日、東京都渋谷区(栗橋隆悦撮影)
「日本・トルコ協会」の年次総会で乾杯の発声をされる三笠宮殿下=平成23年6月2日、東京・元赤坂の明治記念館(緑川真実撮影)
東京都で開催されていた「スポーツ祭東京2013」の第68回国民体育大会は8日、味の素スタジアム(調布市)で閉会式が行われた。東京では54年ぶりの国体開催とあって、閉幕までに天皇、皇后両陛下は計3競技を、宮家の皇族方は計15もの競技をそれぞれ観戦、多くの選手に拍手を送られた。
両陛下は7日、ボクシング競技を日野市でご観戦。日本ボクシング連盟によると、皇后さまはボクシングの試合を直接観戦するのは初めてだったが、連盟役員が「びっくりした」と驚くほどボクシングについてよくご存じだったという。ロンドン五輪の話題が出ると、「金メダルを取った村田選手ですね」と村田諒太選手について触れ、また、「テレビで見ているボクシングとは全然違いますね」と話されたという。
閉会式には秋篠宮ご夫妻がご臨席。秋篠宮さまは男女総合優勝の天皇杯を、紀子さまは女子総合優勝の皇后杯を、東京都選手団に授与された。
両陛下は5日、東京都瑞穂町を初訪問し、江戸時代末期の屋敷を改装した施設「耕心館」を視察された。当時の養蚕を紹介した展示では、自らも蚕を育てる皇后さまが陛下に説明される場面もあった。
皇后さまは6日、東京都文京区での第15回日本太鼓全国障害者大会に臨席された。第5回、10回に続き3度目のご臨席で、皇后さまは、手を高く上げて左右に回転させる手話による拍手も送られた。
両陛下は7日夜、伊勢神宮(三重県伊勢市)の式年遷宮の儀式に皇族方代表で参列された秋篠宮さまから、皇居・御所でごあいさつを受けられた。これに先立ち、陛下の姉で神宮祭主の池田厚子さん(82)を補佐する「臨時神宮祭主」の仕事を6日付で終えた両陛下の長女、黒田清子さん(44)からも、あいさつを受けられた。宮内庁の風岡典之長官は10日の定例会見で、遷宮の終了を受けて両陛下が7日、側近を通じて神宮大宮司に「ねぎらいの気持ち」を伝えられていたことを明らかにした。
陛下は8日、神奈川県立生命の星・地球博物館(同県小田原市)で、水中写真家の立場から魚類分類学発展に貢献した益田一さんの功績を紹介する特別展をご覧になった。
昭和40年代からダイビングをしていた益田さんは、魚の詳細な形状や色彩など分類学上重要な情報を学者に提供。陛下がハゼ類の分類研究者として一部執筆された「日本産魚類大図鑑」(昭和59年)でも筆頭編者を務めた。平成17年に84歳で亡くなった。
陛下は展示鑑賞後、同大図鑑の執筆陣だった研究者らの懇親会にも参加、益田さんの長女(61)に「大変な努力をなさりましたね」と語りかけられたという。
皇太子さまは11日、「第13回障害者スポーツ大会」開幕を前に都内で東京都選手団の激励会に臨み、選手ひとりひとりに「ご健闘をお祈りします」と声をおかけになった。
秋篠宮ご夫妻は9、10日、全国都市緑化祭式典臨席などのため鳥取県を訪問された。
立命館大学衣笠総合研究機構に勤める三笠宮家の彬子(あきこ)さまは8日、大英博物館の日本美術コレクション調査などのため英ロンドンへ出発された。宮内庁によると、平成23年に続く調査で、知人の元駐日英国大使宅に滞在されるという。フランスで日本文化に関する講演なども行い、11月2日にご帰国の予定だ。
高円宮妃久子さまは5、6日、石川県をご訪問。「地域伝統芸能による豊かなまちづくり大会いしかわ」の記念式典に臨席し、「伝統芸能は日本人にとって心のふるさと」とあいさつされた。