10月10日・台湾双十節 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 








価値観一致、大切な関係。平沼赳夫衆議院議員


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日華議員懇談会会長 平沼赳夫衆院議員



□日華議員懇談会会長、衆議院議員 平沼赳夫氏 

 双十節をお迎えになられ、心よりお喜びを申し上げます。

 超党派の参加議員260人の「日華議員懇談会」は台湾との協力の下、数々の懸案事項を解決して参りました。ノービザ実現に向けた取り組みやワーキングホリデー協定の締結、駐日代表処札幌分処の設置、羽田-松山間の空路開設、外国人在留カードの国籍・地域欄の「中国」から「台湾」への表記変更、日本での故宮博物院の特別展開催、漁業権をめぐる取り決めの調印等々、それこそ枚挙にいとまのない程、お互いに努力して参りました。

 本年4月6日から台北で行われた宝塚歌劇団の公演は本当に素晴らしいものでした。私も台湾へ初日の観劇に参り、その見事さを堪能致しました。台湾の財界からも大きなご協力をいただき、最終日まで切符は完売し、成功裏に終了することができました。日本人の私もつい引き込まれ、とても感動したのを覚えています。
第1幕は『さくらさくら』で、満開の桜をバックに踊る舞台に魅了されました。次は荒城の月で、栄枯盛衰の様が映し出され、日本の情感を満喫致しました。第3幕は台湾で人気のあるドラマを演じ、これは台湾の人々に大変喜んでもらったようです。第4幕は従来の宝塚の歌劇で、これも見事なものでした。ラインダンスも華やかで、とても楽しいものになりました。

 圧巻は最後の挨拶で、リーダーやトップスターが次々と舞台に立ち、東日本大震災の際に台湾から頂いた支援のお礼や、日台の親善のこと、台湾の方々の温かさについて、立派なスピーチがあり、台湾の人々は涙を流して感動してくれました。

 トップスターからは、これからも台湾でぜひ公演したいとの表明もあり、台湾の人々から歓迎されました。私は初日を観劇して本当に良かったと思っております。

 日本と台湾の関係は戦後、双方が価値観をもとに一致して協力してきたもので、日本にとって本当に大切な関係だと思っております。

 これからも「日華議員懇談会」は、双方の発展親善のために最大限の努力を傾注していきたいと念じております。台湾の益々の発展を心から祈念し、お祝いの挨拶とさせていただきます。


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宝塚歌劇団初の台湾公演。星組トップスターの柚希礼音さん(中央)ら同組40人が、東日本大震災時の台湾の支援に感謝を表明した=4月、台北市内の「国家戯劇院」(吉村剛史撮影)