(宮内庁発表分/7日・火)
【午前】
皇后陛下 ご養蚕《天蚕山つけご作業》(皇居・吹上西通り)
陛下 国立科学博物館による皇居の生物相調査《鳥類調査》ご参加
(皇居・吹上御苑)
【午後】
陛下 ご執務(皇居・御所)
両陛下 お茶《中国、スロベニア、ウズベキスタン=一時タジキスタン兼轄、グルジアの各帰朝大使夫妻が帰朝報告》(御所)
皇后陛下、伝統の養蚕作業「山つけ」
カイコの卵をクヌギの木に付ける「山つけ」の作業をされる皇后陛下=7日午前、皇居(宮内庁提供)
皇后陛下は7日、皇居内の養蚕施設で「天蚕(てんさん)」と呼ばれる蚕の卵を、クヌギの木に付ける「山つけ」の作業をされた。明治時代から代々、皇后が受け継いできた伝統の養蚕作業。
皇后陛下は、網で囲われた「野蚕室」で、蚕の卵約25粒が付いた短冊状の和紙12枚を、丁寧にクヌギの枝に巻き付けられた。10日ほどで卵から幼虫が生まれ、7月ごろには繭をつける。絹糸にして絹製品などに使われるという。
山つけは4月26日に予定されていたが、皇后陛下が頸椎(けいつい)症性神経根症の症状で首から腕にかけ激しい痛みを感じられ、延期になっていた。