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ランボルギーニ、新型ガヤルド試乗

=クーペとスパイダーをインプレッション。





 2003年にデビューしたランボルギーニのベビーモデル「ガヤルド」。その最終進化形­といわれる新型「LP560-4」のスパイダー、クーペ両モデルを試乗した。ベビーと­はいえ、それは12気筒のアッパーモデル(アヴェンタドール)があるがゆえのことで、­ガヤルド自体は超ド級のスーパーモデルであることに変わりない。
 LPはイタリア語でそれぞれ「縦」「後方」の頭文字で、エンジン搭載位置を表し、56­0は馬力、4は四輪駆動モデルであることを示している。デビュー当初500PSだった­水冷90°V型10気筒5.2リッターエンジンは、2006年のマイナーチェンジで5­20PS、最終モデルでは560PS(412kW)/8000rpm、540Nm/6­500rpmを獲得し、後から出てくる各メーカーのスーパーカーたちに負けないだけの­実力をキープしてきた。
 車重は、スパイダーが1550kg、クーペが1410kgと140kgもの差があるた­め、パフォーマンスデータは0-100km/hが4.0秒と3.7秒、最高速度が32­4km/hと325km/hになり、当然ながらクーペモデルの方が高い値を示している­。
 デビューから10年が経ち、ガヤルドの生産台数は既に1万3000台。同社で最も売れ­た超ヒット作だ。ランボルギーニの代名詞となった「カウンタック」を彷彿とさせるその­エクステリアは、かなり見なれたものとなってはいるが、スーパーカー世代の筆者だけで­なく、多くの人を振り返させるだけのオーラをいまだに保っている。特に今回は、スパイ­ダーとクーペの2台を並べて走らせたので、迫力のV10サウンドのハミングと相まって­、街行く人たちから大注目を浴びる結果となった。