憲法無効論。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





ねず様のブログ・ねずさんのひとりごと より。




一票の格差より憲法の見直しを




草莽崛起:皇国ノ興廃此ノ一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ。 




一票の格差云々の前に、日本国憲法そのものの見直しが必要です。

いきなり過激な書き出しですが、今日はこの日本国憲法について、、自主憲法制定シンポジウムで、史実を世界に発信する会の茂木弘道さんの講演をもとに、このことについて書いてみたいと思います。

茂木さんは、憲法無効を訴えられました。
なぜ現行憲法が無効といえるのか。
理由は4つあります。


まず第一は、現行の日本国憲法は、国民主権をうたいながら、その実、成立にあたって、日本民族の自由意志そのものが欠如しているということです。

日本国憲法の制定は、GHQが英文で起草した原案を、日本国政府に有無をいわせず強要したことによります。
当時の日本は、占領統治下にありました。
つまり日本国そのものが本来有する主権が、占領軍によって制限された情況にありました。
主権のない者が、憲法など作っても、それは無効です。
早い話が、日本が韓国憲法を作ったとしても、それは韓国にとっては無効であるのとおなじことです。

ふたつめは、明治憲法の改憲規程に依拠していないということです。
明治憲法では、その第73条において、将来この憲法を改正するときは、勅命をもって議案を帝国議会に付すこと、および、衆議院、貴族院両議の3分の2以上の出席と、出席議員の3分の2以上の賛成が必要とされています。
もちろん、この議決は、議員たちの自由意思のもとに行われなければならないのは当然のことです。
しかるに、現行憲法は、この規程に依拠していません。

みっつめは、ポツタム宣言違反だということです。
ポツタム宣言の第10項には、日本国民の自由に表明する意思に従った政府の樹立と書かれてます。
ところが日本国憲法ができた時点における日本国政府には、自由意思など存在しません。なぜなら占領統治下にあったからです。

よっつめは、ハーグ陸戦法違反であるということです。
戦時国際法であるハーグ陸戦法では、第43条において、占領軍は占領地(この場合は日本)の現行法を尊重せよと規程しています。
ところが占領憲法は、大日本帝国憲法の手続きに依らずに制定されています。
つまり、占領軍による日本国憲法の押しつけは、国際法違反です。
ただし、それが占領統治中の最高法規としてなら、占領軍が遵守すべき法規としての有用性はあったかもしれません。
しかし明治憲法に代わる日本国の憲法としては、明らかに違法です。

現行憲法が「無効」であるというと、みなさん心配されるのが、「では戦後68年間の我が国の政治はどうなるの?、その間に成立した様々な法や改正法などはどうなっちゃうの?」という疑問です。
これについては、答えは簡単です。
日本国憲法が制定され、これが無効確認されるまでの間は、日本国憲法は「有効の推定」がされていたとされるからです。

では、現行憲法が無効となったあとどうなるかといえば、これまた簡単なことで、明治憲法が復活するだけのことです。

手続きも簡単です。
内閣閣僚が、現行憲法の無効確認および明治憲法の復元を定める書類に署名を、天皇が無効復元確認を行うだけのことです。
手続き法的には、国会決議さえ必要ない。
ただ、そうは言っても、無用な混乱を避けるためには、国会決議をしておくほうがよりベターだというだけのことです。

ただ、戦後70年近く経過し、明治憲法もいささかそのままではいまの国情に合わない点も多々生じています。
そのため、明治憲法の骨格はそのままに、明治憲法を新たにアレンジした新憲法を制定すれば足りる。

そもそも、一票の格差などという問題は、まず貴族院についてはまるであてはまらないものです。
なにせ貴族院議員は天皇によって任命された者です。
衆議院については、民間の投票によるものですが、単に人口割りして格差だなどと間の抜けたことを言っていること自体が馬鹿げたことであることに加え、小選挙区比例代表制などというまやかしをやっているから、なお、わかりにくくなっているのです。
各県単位、もしくはそれに準じた中選挙区制に選挙制度そのものをもどすべきだと思います。

ともあれ、いまの日本は、もはや一票の格差だとか、そういう小手先の微調整のようなことでは、もはやたち行かなくなっているというのが、現実であろうと思います。

上に述べた憲法無効論の展開は、茂木さんのご講演をそのま述べたものですが、私は憲法学者ではないので、正直、改正が良いのか無効決議が良いのか、詳しいことはわかりません。
ただ、現憲法という、まやかしは、いつまでも放置するわけにいかないこと、そして憲法改正、あるいは無効どちらでもよいから、とにもかくにも、自主憲法制定まで、私たちは一日も速く漕ぎ着けなければならないということ、そしてその自主憲法は、なにがなんでも我が国固有の皇民主義を実現したものでなければ、私たちは私たちの国を育んできてくださったご先祖に、申し訳ないということ、このことを強く思う次第です。

日本は、天皇が中心の国です。
そして天皇という存在によって、私たち国民が奴隷的支配を免れるという、世界の中でも希有な伝統を持った国です。
そして日本は、天皇を中心として、変わるときは、一気に変わる。
そういう国であると、私は信じています。