(東京 11日 中央社)中華民国(台湾)の沈斯淳駐日代表(大使=写真)は11日、東日本大震災の発生から2年を迎えて行われた日本政府主催の追悼式に出席、指名献花を行った。会場では地震発生時刻の午後2時46分、1分間の黙祷が行われた。
東京の国立劇場で開かれたこの追悼式には被災地の遺族代表をはじめ約1200人が出席、日本政府の招きで列席した沈代表は中華民国の政府と国民を代表して震災犠牲者とその遺族らに哀悼の意を表した。
昨年の追悼式では、代表者献花の際、国名や機関名を読み上げる「指名献花」が行われる1階席から台湾は除外され、出席した駐日副代表は民間などが座る2階から一般参列者身分で献花した。人口1人あたりで世界最高となる約200億円の義援金を寄せた台湾へのこの冷遇には強い批判が集まり、当時の野田首相は翌日陳謝している。今年の追悼式ではこの「指名献花」に台湾代表も含まれた形となった。
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