夕刻の備忘録 様のブログより。
無益と無意味
http://www.asahi.com/politics/update/0228/TKY201302280433.html安倍首相、40分で「世界一」7回連呼 施政方針演説
「皆さん。今こそ、世界一を目指していこうではありませんか!」。安倍晋三首相は28日の施政方針演説で、人さし指を立てた右手を振り上げ、語気を強めて衆参の議員に訴えた。約40分の演説中、連呼した「世界一」は計7回に及んだ。
例えば、こんな具合だ。中小企業の支援を増やすとの部分では「世界一を目指す気概」。強靱な国づくりが急務として「世界一安全・安心な国をつくる」。さらに昨年開学した沖縄科学技術大学院大学を取り上げ、「世界一のイノベーションを牽引する」と強調した。「世界トップレベル」「世界最先端」「世界に冠たる」などの言葉も随所にちりばめた。
参院本会議には、民主党政権の事業仕分けで「2位じゃダメなんですか」と発言して話題になった蓮舫・元行政刷新相も出席。首相が「ナンバー1」を示す人さし指を、あえて民主党側に向けると、猛烈なヤジが議場を包んだ。
この表題によれば、安倍は施政方針演説で、「世界一・世界一・世界一・世界一・世界一・世界一・世界一」と選挙応援ばりに叫んだことになっている。いや「連呼した「世界一」は計7回に及んだ」というのだから、連呼を七回:「世界一世界一、世界一世界一……」なのだろうか。マスコミは言葉数を数えるのが仕事のようで、麻生内閣の所信表明演説の時にも、「民主党は……」と十二回言ったとかで騒いでいた。しかし、流石にその時は「十二回連呼した」とは書かれていない。
末尾には「首相が「ナンバー1」を示す人さし指を、あえて民主党側に向けると、猛烈なヤジが議場を包んだ」とあるが、これもまた悪質な印象操作である。安倍は先ず向かって右側を見て、その後左にも転じている。要するに会議場の全議員に向けて「見栄を切った」のであって、「あえて民主党側」などという事実は何処にも無い。
また「猛烈なヤジが議場を包んだ」というのも嘘である。最初から騒々しいヤジはあり、また「猛烈な」と言い得るほど出席議員は多くない。それほど「訓練」されてもいない。それはカメラが議員席を写している映像から証明されている。要するに、朝日は出席しているのが当たり前である参議院議員の「蓮舫」を枕に出した上で、安倍が「当て擦り」をしたと報じたいのである。その程度の「小物」なのだと言いたいのである。
そもそも、「我が国が世界一になること」の何が問題なのか。世界最先端、世界に冠たる国家では何か拙いことでもあるのか。我々は現実に「世界をリードする先進国」である。それ故に、後進国との付き合いにおいて難しい面が出てくる。それもこれも配慮した上での世界一である。その旗を降ろしてよいのなら、後進国などと付き合う必要は無い。隣だというだけで相手にしてやる理由など何処にも無いのである。さて、朝日はそれが望みなのか。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013022601047対馬で盗難の仏像「返還ダメ」=地裁が仮処分、外交摩擦も-韓国
【ソウル時事】長崎県対馬市の寺から盗まれ、韓国に運び込まれた仏像について、韓国の大田地裁は26日、寺が仏像を正当に取得したことが証明されるまで韓国政府は日本側に返還してはならないとする仮処分決定を下した。聯合ニュースが報じた。返還を求めている日本側の反発は必至で、外交摩擦に発展する可能性も出てきた。
仏像は観音寺が所有していた県指定文化財の「観世音菩薩坐像」で、朝鮮半島から伝来したとされる。他の仏像と共に盗まれ、1月に韓国人の男が韓国警察に逮捕された。
その後、仏像は忠清南道のプソク寺で造られたと主張する市民団体がプソク寺への返還を求める仮処分を申請していた。
決定は「観音寺が仏像を正当に取得したことが裁判で確定するまで、韓国政府はプソク寺が委任した執行官に仏像を預けなければならない」としている。地裁関係者は「完全に返還しなくてよくなったわけではない。決定が国際法上、通用するか検討も必要だ」と話している。(2013/02/26-21:23)
「三分の理も無い」盗人である。まさに「猛々しい」、実に見事な盗人ぶりである。自ら法治国家の看板を降ろす蛮勇に、必死に後進国であり続けようと努力する姿勢に、拍手を送りたい。そのツケは全て自分達に回るのである。「反日無罪」のツケは、国際社会が必ずや取立にくるだろう。
大統領など何人変わっても同じことだ。表で威張り、裏で諂う、その見苦しさは何も変わらない。確かに父は立派な軍人であった。まともな話が出来る最後の大統領であった。その無惨な最期を知る娘として、我が国の高齢者の中には、僅かばかりの期待を寄せた人もあったであろう。しかし、初手から間違うようでは、その志は受け継がれなかったと断じるよりない。残念ではあるが、予想通りでもある。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130301/kor13030111430001-n1.htm朴槿恵大統領「日本は歴史を正しく直視し責任負う姿勢を」 演説で対日認識初言及
2013.3.1 11:35
【ソウル=加藤達也】韓国の朴槿恵大統領は、朝鮮半島の日本統治に抵抗して1919年に起きた「三・一独立運動」から94年にあたる1日、ソウルで開かれた式典で演説し、日本について「われわれの同伴者として21世紀の東アジアの時代をともに導いていくためには、歴史を正しく直視して責任を負う姿勢を持たなければならない」と述べた。島根県の竹島に関する問題や「慰安婦」など、具体的懸案には言及しなかった。
朴大統領は2月25日の就任式当日、麻生太郎副総理との会談で日本に歴史問題への対応を求めたが、演説で日韓関係への認識を示したのは初めて。
朴氏は日韓関係を「加害者と被害者という歴史的立場」と表現。「(この立場は)千年の歴史が流れても変わることはない」と語った。その一方で、「両国の未来世代にまで過去の歴史の重荷を持ち越してはならず、現世代の歴史指導者の決断と勇気が必要だ」とも強調し、自らの政権下での懸案解決に意欲を見せた。
朴氏はまた、核実験を強行し緊張を高める北朝鮮について「北朝鮮は核開発をあきらめて挑発をやめてこそ、国際社会の責任ある一員になれる」と指摘し、核開発の放棄を北朝鮮に改めて促した。
この国の指導者が言うところの「未来志向」とは、「加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わることはない」という意味なのだ。これからの千年もまた、「反日無罪」を拠り所に、自らの精神的未熟さを世界に誇示し続けるつもりなのだ。建国百年にも充たない国が、「これからの千年も恨み続けます」宣言とは、大した未来志向である。
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相手が「反日無罪」でくる以上、外交の相互主義からいって、こちらも同等の主張をして構わないのであるが、「目には目を」で何の問題もないのであるが、それを嫌う人も多いのが実情である。実際、こうした歪んだ精神に付き合うほど我々は暇ではない。そこまで人生を無駄にしたくはないのである。そこで誰にでも出来る、誰でも受け入れられる言葉を提案しておく。何時まで経っても法治国家となる意志を示さない隣国には
「親中無益」「親韓無意味」
で接すればよい。これは「お花畑の住人」を説得するにも都合がよいと思う。相手国が「反日」に徹している以上、こちらが幾ら膝を折って親しく接したところで、それは無益なのである。無意味なのである。
「戦略的互恵関係」なるものは、実に御題目だけであって、益を得るのは相手側だけである。我が国は、それを先進国であり続けるための「必要経費」「後進国に対する交際費」として支払っているだけである。敵国にならない程度に付き合っておけば充分である。ところが、その最後の一線である「敵国」に自らなろうとしているのだから、益々もって「益など何も無い」のである。「無益」であることを全国民が知るべきである。
「恩を仇で返すのが国是」の国に対して、それは「無意味」である。これもまた、防波堤としての利用価値しかない。その最低限の役割すら果たさず、主客を転倒させて世界中に嘘をばらまいている現状では、我々の如何なる努力も「無意味」である。このことを全国民が肝に銘じるべきなのである。
「無益と無意味」、是非この二つの言葉を使って、「反日プロパガンダにより洗脳された同胞」を奪還しようではないか。日本国内の世論がこれに徹すれば、容易く「民による経済制裁」が打ち出せる。そして、それこそが我々最大の武器であり、核兵器に勝る威力を発揮する。我々の再軍備は「無関心」に徹することである。「脱亜のススメ」である。
そして同時に、相手国の「日本製品不買運動」を大いに盛り上げよう。我々にとっては、短期的には多少問題が生じるだろうが、長期的には何の問題にもならないのである。一方、相手側にはその反動が来る。こちらは短期的には誤魔化せても、長期的には致命傷になるだろう。どの道を選ぼうと、我々の知ったことではない。
『コレキヨの恋文』が広く読まれ、「コレキヨ2.0」なる言葉まである今、もう一つ歴史に学ぶべき大切なことがある。それは「諭吉の夢」を実現することである。「ユキチ第二幕」である。今さら「入欧」でもあるまい、我々が果たすべきは「脱亜」、それのみである。