再び仁徳天皇百舌鳥耳原中陵内の工事について。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





西村眞悟の時事通信 より。




本日は、明るい時に仁徳天皇陵を参拝できた。
 陵内の参拝域の右で行われている事務所新築工事は、
側面はフェンスに覆われて見えないようにしているが、フェンスの上には屋根瓦が敷かれ職人が登って作業をしているのが確認できる。またフェンスの中には工事車両が入っている。

 先に、仁徳天皇陵内で宮内庁が「開発計画」をして、それに基づいて飯場を設置し新しい事務所を建設していることを報告して、陵内における建設を即時中止するよう求めた質問主意書を提出したことはご報告し、政府からの木で鼻をくくったような回答書とともに、ホームページの表紙に掲載している。

 そこで本日、「仁徳天皇陵内の事務所新築工事と飯場設置の可否を後世に問う為の質問主意書」を政府に提出した。この質問主意書も本ホームページに掲載する。

 結局、宮内庁は無礼庁そして有害庁なのだ。
 宮内庁には、天皇と国家の尊厳を保持するという意識はない。
 宮内庁は、日教組と同じだ。
 宮内庁は、天皇陵を、皇室用財産として安静と尊厳を保持するために維持管理しているのではなく、自分たちの所管する国有財産としての土地(領域)として自分たちに便利なように管理しているにすぎない。
 そうでなければ、こともあろうに宮内庁が、天皇陵内の土地を「開発計画」の対象として「開発工事」を実施できるはずがない。そもそも、天皇陵内での工事を「開発」と名付けること自体が無礼であり、これを平気で「開発計画」、「開発工事」と呼んで実施しているところに、宮内庁の異常な感覚が表れている。
 宮内庁という役所を強く牽制しなければ、天皇陵内にゴルフの練習場を造りかねない。
 この度も宮内庁は、仁徳天皇陵内の約千坪の広大な土地を「開発計画」の対象地として工事を行っているのである。

 皇后陛下のご生家である正田邸解体の時もそうだったが、
小役人は組織で決まったことは絶対中止しない。
 というより、中止できない。
 爆破してやれば中止になるかもしれないが、それはできないので、後世のために、この度のような陵墓の破壊が如何にして決められたのか、決めた者の役職と氏名を残しておくために、質問主意書を提出することにした。
 
 そして後世、いずれの日か、我々の目の黒いうちか、
 仁徳天皇陵と、南側と北側に父を挟むように並ぶその二人の皇子である履中および反正の両御陵(これら親子三人の天皇陵を南から百舌鳥耳原南陵、中陵、北陵という)と周辺に点在する大小の陪塚と他の豪族の古墳群を完璧に復元し、これら親子の三天皇陵のある丘の歴史的風土を回復したい。
 そうすれば、この丘は、世界から訪れる人達が絶えず、
また、この丘は、訪れる人々に、我が國の類い希なる國体の伝統を目に見える形で伝えることとなる。
 そして、人々は、日本という國が、ギリシャ神話と同じ太古から同一性をもって存続してきて、現に存在すること自体が、「世界の遺産」であることを納得するだろう。