昨日の記事が、すこしわかりにくかったとのご意見がありましたので、今日はすこし切り口を変えて、「大東亜共同宣言」から書きおこしてみたいと思います。
この「大東亜共同宣言」は、昭和18(1943)年11月6日、つまり大東亜戦争のまっただなかで、日本、支那、タイ、満州、フィリピン、ビルマの6カ国に、自由インド仮政府を加えた実質7カ国の共同声明として出された宣言です。
内容は非常にたいせつなことを含んでおり、実はこの「大東亜共同宣言」がきっかけとなって、翌月、米英支の三か国(中心的役割は米)が共同宣言というカタチで「大東亜共同宣言」に対抗的に出したのが「カイロ宣言」、これを受けて作られたのが「ポツタム宣言」、そして「降伏文書」と続くわけです。
その意味でも、「大東亜共同宣言」は、歴史上、たいへんに重要な位置を占める重要な宣言といえます。
ところがおかしなことに、この「大東亜共同宣言」、その全文を紹介している本は、いま、ほとんどありません。
かなり意図的にこの宣言が、歴史から抹消されています。
また、これもおもしろいことなのですが、「大東亜共同宣言」では、なるほど宣言文は、当時の東亜の共通語であった日本語で書かれましたが、むしろ参加した外国が、この宣言に興奮し、大歓喜をしています。
このあたり、対抗的に出された「カイロ宣言」が、米国によって無理矢理言わされ、各国がこれに対して何のステートメントも発表していないのと、大きな開きがあります。
つまり、「大東亜共同宣言」は、当時の東亜諸国の思いそのものであった、ということです。
もっとはっきりと云うと、これはまったく驚くべきことなのですが、この時期の世界で、有色人種の独立国というのは、実はこの4カ国だけです。
では、その他の国はどうだったのかといえば、すべて白人たちの植民地です。
国でさえありません。
先日も書きましたが、たとえばベトナムは「フランス領インドシナ」、インドネシアは「オランダ領東インド」、エチオピアは「イタリア領東アフリカ」です。
こう書くと、ブラジルなどの南米諸国は独立国となっていたのでは?と思う方がおいでになるかもしれませんが、それもまた甘いです。
東アジア諸国よりもずっと以前に南アメリカには、イベリア半島からやってきた食い詰め者の冒険者たちがエルドラド(黄金郷)の夢を抱いてやってきました。
彼らは若い単身者でした。
そして彼らはそのあり余った精力を、先住民族に対する殺戮と強姦に向けたのです。
その結果、南米人に純粋種は絶滅しました。
ですからいま生き残っているのは、全員、白人種との混血種だけです。
ちなみに南米諸国は、おおきく3つに大別されます。
ひとつは、エクアドルやペルー、ボリビアなどのように、先住民族との混血エリアです。
ふたつめは、アルゼンチン、ウルグアイのような、先住民族がほぼ完ぺきに抹殺されたエリアです。
このエリアの女性たちは、手当たりしだい強姦されたあげく、子を産む前に殺戮の対象にあった結果、民族が根絶やしにされたのです。
みっつめは、黒人奴隷の輸入が人種構成を複雑なものにしたブラジルです。
ブラジルの場合、コーヒーの農園主たちは、最初先住民族を奴隷化しようとしたのですが、地の利を得ている先住民たちは、すぐにジャングルの密林の中に逃亡してしまう。
そこで農園主たちは、ブラジルの自然環境になじみがなく、肌の色ですぐに奴隷と識別できる黒人をアフリカから大量に運び込んだのです。
ちなみにブラジルには、「ファーベラ」というスラムが数多くあります。
遊休地があると、そこにある日突然流民たちがやってきて巨大なスラムを形成します。
もちろん所有権や建築に絡む一切の法は、すべて無視されます。
政府も、これを取り締まることができません。
なぜなら、ファーベラを下手に取り締まると、貧困民たちが暴徒化し、収拾がつかなくなるからです。
ファーベラは貧困のスラムです。
そこでは女たちは16歳になったら娼婦にならないと食べていけませんでした。
リオのカーニバルは有名ですが、カーニバルは、ファーベラごとに山車が出ます。
山車の上では、半裸の若い女性たちがサンバを踊ります。
山車に乗るのは、ファーベラに来て1年未満の男女です。
彼らは、山車の上で自分の裸を晒して踊り明かすことで、はじめてファーベラの一員、仲間として認められたのです。
いまでは楽しい観光資源となっているリオのカーニバルも、もとをたどせばそういう事情があります。
ものごとは受け止め方次第かもしれませんが、若い女性が自分の裸体や恥部を晒すことは、いかなる民族であれ女性の本能として辛く悲しく不条理を感じることなのだろうと思います(熱帯等特殊な環境は除きます)。
明るいサンバのリズムには、そうした哀しさもあるということは、私達もしっかりと理解する必要があろうかと思います。
話が脱線しましたが、世界の有色人種の中で、たった4つ残された独立国と、これに日本が大東亜戦争開戦直後に独立させたフィリピン、ビルマが加わり、またこれから独立しようとするインドを加えた7カ国で、共同声明を発表したのが、「大東亜会議共同宣言」です。
その「大東亜会議共同宣言」の全文を掲載します。
ご一読いただくとわかりますが、ここで宣言しているのは、互いを尊重し、それぞれの民族が民族の歴史、文化、伝統を活かしながら互いに文化交流を深め、互いに経済関係を強化することで、相互に発展し、世界各国とも進んで仲良くしていこうということです。
要するに東亜諸国は、それぞれの国や民族毎に、相手が欧米列強であれ、同じ東亜諸国であれ、アフリカや南米や、太平洋の諸国等であれ、すべての諸国が、互いの存在や文化を認めあいながら、「対等」に交際していこうということを明確に宣言しています。
このことは、ものすごくたとえは悪いかもしれませんが、今の若い人たちにものすごくわかりやすく言えば、日本アニメのワンピースやドラゴンボール、あるいはNARUTOの主人公の仲間たちが、支配と隷属を強要しようとする悪の一味に対して、自由と公正のためにたちあがっている姿と、実はまったくおなじ姿です。
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【大東亜会議共同宣言】
昭和18(1943)年11月6日
(現代語)
世界各国が、民族毎に自分たちの土地を持ち、お互いにたすけあって、ともに国家として発展し、みんなで明るく楽しみをともにするためには、まず世界平和の確立がその根本です。
けれども米英は、自国の繁栄のためには、他国や他の民族を無理矢理押さえつけ、とくに東亜諸国に対しては飽くなき侵略と搾取を行い、東亜諸国の人々を奴隷するという野望をむきだしにし、ついには東亜諸国の安定そのものを覆(くつがえ)そうとしています。
つまり、東亜諸国の戦争の原因は、そこにその本質があるのです。
そこで東亜の各国は、手を取り合って大東亜戦争を戦い抜き、東亜諸国を米英の押さえつけから解放し、その自存自衞をまっとうするために、次の綱領にもとづいて、大東亜を建設して世界の平和の確立に寄与します。
1 東亜諸国は、協同して東亜の安定を確保し、同義に基づく共存共栄の秩序を建設します。
2 東亜諸国は、相互に自主独立を尊重し、互いに助け合い、東亜諸国の親睦を確立します。
3 東亜諸国は、相互にその伝統を尊重し、各民族の創造性を伸ばし、東亜諸国それぞれの文化を高めあいます。
4 東亜諸国は、互いに緊密に連携することで、それぞれの国家の経済の発展を遂げるとともに、東亜諸国の繁栄を推進します。
5 東亜諸国は、世界各国との交流を深め、人種差別を撤廃し、互いによく文化を交流し、すすんで資源を解放して、世界の発展に貢献していきます。
(原文)
抑々世界各國ガ各其ノ所ヲ得相扶ケテ萬邦共榮ノ樂ヲ偕ニスルハ世界平和確立ノ根本要義ナリ
然ルニ米英ハ自國ノ繁榮ノ爲ニハ他國家他民族ヲ抑壓シ特ニ大東亞ニ對シテハ飽クナキ侵略搾取ヲ行ヒ大東亞隷屬化ノ野望ヲ逞ウシ遂ニハ大東亞ノ安定ヲ根柢ヨリ覆サントセリ大東亞戰爭ノ原因茲ニ存ス
大東亞各國ハ相提携シテ大東亞戰爭ヲ完遂シ大東亞ヲ米英ノ桎梏ヨリ解放シテ其ノ自存自衞ヲ全ウシ左ノ綱領ニ基キ大東亞ヲ建設シ以テ世界平和ノ確立ニ寄與センコトヲ期ス
一、大東亞各國ハ協同シテ大東亞ノ安定ヲ確保シ道義ニ基ク共存共榮ノ秩序ヲ建設ス
一、大東亞各國ハ相互ニ自主獨立ヲ尊重シ互助敦睦ノ實ヲ擧ゲ大東亞ノ親和ヲ確立ス
一、大東亞各國ハ相互ニ其ノ傳統ヲ尊重シ各民族ノ創造性ヲ伸暢シ大東亞ノ文化ヲ昂揚ス
一、大東亞各國ハ互惠ノ下緊密ニ提携シ其ノ經濟發展ヲ圖リ大東亞ノ繁榮ヲ増進ス
一、大東亞各國ハ萬邦トノ交誼ヲ篤ウシ人種的差別ヲ撤廢シ普ク文化ヲ交流シ進ンデ資源ヲ開放シ以テ世界ノ進運ニ貢獻ス
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おもしろいことに、この大東亜会議共同宣言が出たのが11月6日で、そのすぐ1ヶ月あとの昭和18年12月1日に、米英が中心となり、支那の国民党の蒋介石を招いてその3カ国で、共同宣言を行っています。
つまり、大東亜会議共同宣言に対抗する宣言を、わずか1ヶ月後に行ったわけで、それが「カイロ宣言」と呼ばれるものです。
たいへん不思議なことに、このカイロ宣言は宣言の原文は、いまではまったく「わからない」ものとなっています。
そんなバカなと思われるかもしれませんが、すくなくとも日本では、まったくわからないものとなっています。
いまわかるのは、当時の報道から、その内容が伝えられているだけです。
おそらくは、内容の中に「都合の悪い部分」があり、そこを意図的に改ざんしているために、宣言の原文を隠しているのだろうと思います(*1)が、それでも、この「カイロ宣言」の言い分をみると、たいへんに面白いことがわかります。
(*1) おそらくその「都合の悪い部分」というのは、カイロ宣言が日本に無条件降伏を求めるとしているという点だろうと、私は思っています。連合国がポツタム宣言において日本に求めた無条件降伏は、あくまで日本軍の無条件降伏であって、日本国政府の無条件降伏ではありません。けれど降伏後の占領統治は、日本国政府が無条件降伏をしたかのごとき占領政策となっています。
そしてその根拠を「カイロ宣言において、連合国は日本軍ではなく、日本国に無条件降伏を求めている」という点におかれたわけです。けれども実はカイロ宣言には、日本国の無条件降伏などうたわれていなかった。であれば、カイロ宣言の宣言文が、戦後故意に隠蔽された理由も、ありえるものとなります。
なにが面白いかというと、「大東亜共同宣言」が、自由と独立、支配と隷属からの脱却と、公正な世界の実現といった、世界の諸民族は人として「対等」な民である、ということを、強く主張しているのに対し、「カイロ宣言」は、日本が軍国主義の侵略国家であり、その野蛮な日本に仮借なき弾圧を加えると宣言しているわけです。
さきほどの日本アニメのたとえでいえば、ワンピースや、NARUTO、ドラゴンボールの主人公たちに対して、支配者である悪の枢軸国が、その主人公たちを暴力的侵略者である、と決めつけているわけです。
欧米による植民地支配というのは、約500年もの長い期間、続いたものです。
ごく一部の白人支配層が、数の上では圧倒的に多い有色人種たちを差別し、収奪し、その有色人種たちを使役することで、自分たちは「働かずに贅沢な暮らしができる」という夢を実現した「歴史ある制度」です。
白人諸国にしてみれば、日本の行ったふるまいは、彼らの財産や生活の基盤そのものを破壊する行為であったわけです。
それまで、王侯貴族のような生活ができたのに、日本という、たった一国の跳ね返り者によって、すべて破壊され、自分たちも働かなければ食べられなくなった。
いってみれば、いま、これをお読みのあなたの家に、いきなり武装した黄色い猿がやってきて、あなたの家も土地もパソコンも衣類もみんな奪っちゃった、みたいなもので、まさに怒り心頭であろうことは、それはそれで容易に想像ができようかと思います。
けれど、人類というのは、町内会長さん、たったひとりの贅沢な暮らしのために、他の町民が生きているわけではありません。みんなが等しく生を受け、みんなが等しくしあわせな暮らしを希求できるように生まれてきています。
人は、一部の人の贅沢のために生まれてきているのではありません。
そして、それこそが、まさに日本の常識であり、世界の民衆の常識です。
これは世界の人類史上の、まさにエポックだと思うのですが、日本という不思議な国は、いまから1300年もの昔に、民衆こそが大事という国の形を築きあげました。
日本には神の血筋としての天皇がいて、民はその天皇の民です。そして権力者は天皇によって任命され、民のために働く。それが日本という国のカタチです。
ですから日本では、民は権力者とは人として対等な民です。
「なるほどあいつはたしかに東大出のエリートで、政治権力者かもしれねえ。俺は学歴もなんにもない一介のしがねえ職人でしかないかもしれねえ。でもな、寿司を握らせたら俺の腕は天下一だぜ」というのが、対等の概念です。
「あいつは勉強は学年で一番だ。だけど駆けっこだったら俺が一番だ」
「俺は勉強も駆けっこも苦手だけど、マンガを書いたら俺が一番だ」
「俺は勉強も駆けっこも絵もかけねえけど、ドラムを叩いたら学年一だ」等々、こういう概念は、相手のすごさをきちんと認めた上で、自分も向上して行こうという「対等」意識です。
「大東亜会議共同宣言文」も、この「日本的対等意識」が根幹となっています。
すなわち、
肌の色が違っていても、俺たちは人として、民族として対等だ。
欧米と対等になれるよう、自分たちも互いに協力して成長し、発展していこう。
東亜諸国の民族も国もみんな対等に付き合おう。
そういう考え方に基づいているわけです。
これに対し、対抗的に出された「カイロ宣言」は、差別され、迫害され続けた者たちが「対等」になろうとすることを拒否し、対等な関係を求めて立ち上がった者を、軍国主義の侵略者とレッテルを貼って決めつけています。
そして戦後の日本も、そのレッテルにいまだにずっとひきずられています。
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【カイロ宣言】
昭和18(1943)年12月1日
(現代語訳)
(1) 各軍事使節は日本国に対する将来の軍事行動を協定した。
(2) 三大同盟国は、海路陸路及空路により、その野蛮な敵国に対し、仮借なき弾圧を加える決意を表明した。右弾圧は既に増大しつつある。
(3) 三大同盟国は、日本国の侵略を制止し、かつこれを罰するため、このたびの戦争をなしつつあるものである。右同盟国は、自国の為に何等の利得をも欲求するものではない。また、領土拡張の何等の念をももっているものではない。
(4) 右同盟国の目的は、日本国より1914年の第一次世界戦争の開始以後に日本が奪取し、また占領した太平洋における一切の島嶼を剥奪すること、ならびに満洲、台湾および澎湖島の如き日本が清国人から盗取した一切の地域を中華民国に返還することにある。
(5) 日本国は、暴力および貧慾によって日本の略取した他の一切の地域から駆逐されるべし。
(6) 前記三大国は、朝鮮の人民の奴隷状態に留意し、朝鮮を自由かつ独立のものとする決意を有している。
(7) 右の目的をもって、右三同盟国は、同盟諸国中日本国と交戦中の諸国と協調し、日本に無条件降伏させるに必要な重大かつ長期的行動を続行する。
(原文)
PLEASE SAFEGUARD AGAINST PREMATURE RELEASE OR PUBLICATION.
http://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/01/002_46/002_46tx.html
The following communique is for automatic release at 7:30 P.M., E.W.T., on Wednesday, December 1, 1943.
Extraordinary precautions must be taken to hold this communication absolutely confidential and secret until the hour set for automatic release.
No intimation can be given its contents nor shall its contents be the subject of speculation or discussion on the part of anybody receiving it, prior to the hour of release.
Radio commentators and news broadcasters are particularly cautioned not to make the communication the subject of speculation before the hour of release for publication.
STEPHEN EARLY
Secretary to the President
President Roosevelt, Generalissimo Chiang Kai-shek and Prime Minister Mr. Churchill, together with their respective military and diplomatic advisers, have completed a conference in North Africa.
The following general statement was issued:
"The several military missions have agreed upon future military operations against Japan. The Three Great Allies expressed their resolve to bring unrelenting pressure against their brutal enemies by sea, land, and air. This pressure is already rising.
"The Three Great Allies are fighting this war to restrain and punish the aggression of Japan. They covet no gain for themselves and have no thought of territorial expansion. It is their purpose that Japan shall be stripped of all the islands in the Pacific which she has seized or occupied since the beginning of the first World War in 1914, and that all the territories Japan has stolen from the Chinese, such as Manchuria, Formosa, and The Pescadores, shall be restored to the Republic of China. Japan will also be expelled from all other territories which she has taken by violence and greed. The aforesaid three great powers, mindful of the enslavement of the people of Korea, are determined that in due course Korea shall become free and independent.
"With these objects in view the three Allies, in harmony with those of the United Nations at war with Japan, will continue to persevere in the serious and prolonged operations necessary to procure the unconditional surrender of Japan."
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もうひとつ書いておかなければならないことがあります。
欧米において、とくにそのエスタブリッシュメントというか、古くから、その支配層にいた伝統的家柄のエリートさんたちの間には、いまだに「日本によって自分たちの植民地における財産と利権を奪われた」という恨みを激しく抱いている人たちが多い、ということです。
まことに残念なことではありますが、それが事実です。
そしてもうひとついえるのは、私達日本が、未来においても世界の中の対等な民、対等な民族であり続けるためには、そうした恨みをもった人たちとも、ちゃんと仲良く付き合って行かなければならないということ。
そして古くからの植民地支配以上に、いまだに不当な支配と隷属を国のカタチとしている有色人種国家が、日本のすぐ隣にある、という事実です。
昨日、ポツタム宣言と、降伏文書の詳細に関する記事を書きましたが、そこには日本に対する占領統治は、占領が終結した時点で、すべて終わりにする、と明記されています。
日本の占領統治が終わり、日本が独立したのが、昭和27(1952)年です。
それからもう60年が経過しました。
日本が真実に目覚めるときが、ようやくやってきたのだと、私は思います。
新しい日本のために。
新しい世界のために。