海自配備のUS-2飛行試験を公開。
尖閣周辺の活動に期待。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130
離水する海上自衛隊の救難飛行艇「US-2」=13日午前、神戸市東灘区沖(甘利慈撮影)
海上自衛隊に配備されている水陸両用の救難飛行艇US-2の飛行試験が13日、新明和工業甲南工場(神戸市)で行われた。現在は海上遭難者の救出などが主な任務だが、約4700キロに及ぶ航続距離と滑走路を必要としない特性を生かし、沖縄・尖閣諸島周辺での活動も期待されている。
US-2は平成8年に開発。通常の飛行機同様に車輪を使った離着陸もできるが、とりわけ波高約3メートルの荒波でも低速度で離着水できる性能が世界最高水準として注目されており、民間転用も検討されている。
新明和工業が製造し、海自岩国航空基地(山口県岩国市)などに計5機が配備済み。この日は約2年ぶりに定期修理が行われた1号機が、神戸市沖から約2時間にわたるフライトを行い、関係者が離着水や飛行時の性能などを確認した。
戦中はかの有名な戦闘機、「紫電改」を製造していた会社です。