中国許せない、沖縄住民の怒り。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 









「一歩間違えば大変危険な事態が発生する」。東シナ海で中国海軍艦艇が海上自衛隊の護衛艦に、火器管制用のレーダーを照射したことを受け、小野寺五(いつ)典(のり)防衛相(52)は5日、問題の深刻さをこう表現した。尖閣諸島(沖縄県)周辺では中国による領海侵入や領空侵犯が活発化しており、自衛隊が警戒を強める中で起こった今回の事態。周辺自治体や住民の間には、挑発を繰り返す中国への怒りと、今後の展開に対する緊張が交錯した。

 「(事態が)尖閣諸島の問題から波及したととらえれば、日本の領土であることは紛れもない事実なのに、こういう手段で対抗してくることは許せない」

 尖閣諸島を管轄する石垣市の中山義隆市長(45)は、事態を重く受け止め、憤りをあらわにした。

 「紛争や衝突ということになれば、最も不利益を被るのは地元の漁師、住民だ」と危惧する中山市長。政府に対して中国への厳重抗議を求めるとともに、国際世論も中国を非難すべきだと訴える。

住民にも動揺が広がった。漁業文化史を研究する石垣市の金城(きんじょう)五(いつ)男(お)さん(61)は「尖閣諸島の近辺で同じことが起きたら一触即発だ」と不安を隠せない。「このままでは尖閣を奪われてしまうのではないかと、ものすごく歯がゆく感じる」と話すのは同市の八重山漁協元組合長、比嘉康雅さん(56)。エスカレートする中国の挑発については「軍事衝突に発展するようなことにならなければいいが…」と述べ、「政府は挑発に乗らず、断固とした態度で抗議に臨んでほしい」と要望した。

 「尖閣諸島を守る会」世話人で石垣市議の仲間均さん(63)は「このまま尖閣に上陸されたらどうするのか。日本はまだまだ腰が弱い。今こそ日米安保条約に基づき、アメリカと組んで中国に相対していくべきだ」と語気を強める。

 また、同会理事で宮古島市議の佐久本洋介さん(65)も「これまでも領海侵犯が繰り返されてきたが今回は度が過ぎる行為。日本の漁民が安心して尖閣の周辺海域に行ける日が、また遠のいた」と嘆いた。

 中国側の意図については「ここまですれば日本がどういう反応をするか、見定めるためだろう」と推測。一方で「日本がレーダー照射に対抗するような強い姿勢に出れば、本当に戦争になりかねない。厳重な抗議はもちろんだが、政府もそれ以上の対応は難しいだろう」と話した。





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