週明け28日の東京株式市場の午前の取引は、寄り付きで2年9カ月ぶりに日経平均株価で1万1000円台を回復したが、その後は急落するなど大きな値動きが続いた。午前終値は、前週末比9円25銭安の1万0917円40銭。
朝方から円相場が1ドル=91円前半で推移し、2年7カ月ぶりの円安水準となっていることを投資家が好感し、上昇して始まった。日経平均株価の寄り付きは、前週末比76円21銭高の1万1002円86銭をつけた。1万1000円台は2010年4月30日(高値1万1092円)以来となる。
しかし、その後、円が一時上昇に向かったこともあり、利益確定売りが増えて、日経平均は66円安の1万0860円へと高値から142円も下げる場面があった。終盤は円が再び軟調となったことで、下げ幅を縮小した。
東証株価指数(TOPIX)の午前終値は、前週末比2.86ポイント高の919.95とこちらは前週末より上昇している。出来高は概算で17億927万株。売買代金は1兆237億円だった。東証1部銘柄の騰落は値上がりが51%超の869、値下がり661、変わらず156。
売買代金上位はソニー、ファナック、トヨタ自動車、野村HD、アイフル、三菱UFJと続いている。このうちファナックは値下がり。
現在の値動き更新 01月28日 12:00日経平均10,917.40-9.25
TOPIX919.95+2.86
NY ダウ13,895.98+70.65
米ドル91.24+0.17
ユーロ122.53-0.06