南鳥島のレアアース調査 研究船「かいれい」出航。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130121/scn13012111130005-n1.htm
レアアース(希土類)が大量に存在する可能性のある南鳥島周辺の海底を調べるため、海洋研究開発機構の深海調査研究船「かいれい」が21日午前、神奈川県横須賀市の港から出発した。
かいれいは、南鳥島を中心とする約800キロ四方の海域で、水深1500~6千メートルの海底地形やレアアースを含むとみられる泥の地層を音波で調査。さらに、海底から深さ約20メートルまで掘削できる機器を使い、泥を採取する。31日まで調査し、2~3カ月かけて分析する。
レアアースは携帯電話などのハイテク機器に欠かせない元素。昨年、東京大チームが、南鳥島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で、海底の泥に希少なジスプロシウムなどが高濃度に含まれていることを発見した。東京大チームは、EEZ内に国内消費量の230年分に相当する量のレアアースが存在すると見積もっている。