山中教授にメダル授与。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 








ノーベル賞授賞式 


草莽崛起:皇国興廃此一戦在各員一層奮励努力。 

ノーベル賞授賞式で、スウェーデンのカール16世グスタフ国王(手前)から医学生理学賞のメダルと賞状を受け取る山中伸弥京都大教授=10日午後、ストックホルムのコンサートホール(代表撮影・共同)




【ストックホルム=内藤泰朗】


 2012年のノーベル賞授賞式が10日午後(日本時間11日未明)、スウェーデンのストックホルムで始まった。人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発で医学・生理学賞に輝いた山中伸弥・京都大教授(50)らにメダルと賞状が授与された。

 「授賞式には、高齢の母にも、できたら最後まで参列してほしい」。山中教授は10日、ノーベル医学生理学賞の授賞式を前にこう語っていた。医学の道を歩むきっかけを作ってくれた亡父。その形見の時計をはめた母、美奈子さん(81)が見守る中、万感の思いで式典に臨んだ。

 授賞式出席のため、4日午後にストックホルムに到着した山中教授。出迎えたホテルのスタッフに対し、「25年ぶりに母と一緒に旅することができ、うれしくなりました」と、笑顔で応じていた。

 式典には黒いえんび服を着て、着物姿の妻、知佳さん(50)を同伴。美奈子さんは約1570人の招待客の一人として出席する。ストックホルムは大雪と氷点下の厳しい寒さ。そのため、外出を控え、式典に向け体調を整えてきたという。

 晴れ舞台を前に「日の丸を背負った学者として臨みたい」と語った山中教授。iPS細胞の研究を自らの趣味のマラソンにたとえ、「まだ折り返し地点。これからはたくさんの人と走らないとゴールにたどり着けない」と、協力を呼びかけることも忘れなかった。



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ノーベル賞授賞式を前に、妻知佳さんに服装を整えてもらう山中伸弥京都大教授=10日午後、ストックホルム(代表撮影・共同)