「万歳三唱」の起源はいつかな? | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 









【外信コラム】

ソウルからヨボセヨ 万歳三唱 本当は好き




先日、日本の国会解散を伝える韓国紙のトップ見出し「日本、帝国議会の名残“万歳三唱”-21世紀の国会でもそのまま」には驚いた。万歳三唱は「日王(天皇)への称賛の表示」で「軍国主義的コメディー」だと非難し、からかっているのだ。「やれやれ、またか」だが、近年、この種の意図的(?)誤解による日本たたきが目立つ。先のロンドン五輪の際、日本の体操選手のユニホームに対するイチャモンもそうだ。

 赤い陽光をあしらったデザインが昔の軍国主義時代の「旭日旗」に似ているからケシカランと騒いでいた。朝日を意味する「旭日旗」は日本ではスポーツの応援などでよく見られ、朝日新聞の社旗にもなっているが、韓国だけがしきりに非難し、米国など海外でも反日宣伝に利用している。韓国紙の見出しにならえば「21世紀にまだそんなことを言っているの」と逆にいいたいところだ。日本非難に使えるなら考証など関係なしということか。

 さてお嫌い(?)の「万歳三唱」だが、実は韓国人自身が大好きで日ごろよく見かける。五輪のサッカーで日本に勝った韓国選手もやっていた。それに日本支配からの解放記念日である8月15日「光復日」の政府式典でも毎年、大統領以下やっている。韓国の「万歳三唱」の起源はいつかな?

                                  (黒田勝弘)