中山成彬オフィシャルブログ・立て直そう日本~この国を守る覚悟を~ より。
10月1日に内閣改造して3週間が過ぎようとしているが、野田内閣はまだ国会を開いていない。これまでは、内閣改造すると臨時国会を開いたりして所信表明やそれに対する質疑応答を行って、自分の内閣はどういう方針でどういうことをやろうとしているかを国民の前に明らかにしてきた。現在たいした問題が無ければ、少しは間が空いてもいいのかもしれないが、問題山積の今の日本である。国会を開かないのは野党から厳しく追及される問題が多く、「近いうちに」と言った解散を迫られるのが怖いからだろう。
前にも書いたが、この政権は1日でも長く政権の座に留まることが至上命題であり、民主党議員は1日でも長くバッチをつけていたいのが本心だ。その為にはどんな手段を使ってでも解散総選挙を先延ばしするだろう。
田中法務大臣は外国人からの献金だけではなく、暴力団との付き合いが報道されている。とんでもない話だ。拉致被害者家族を遺族と言われたのでは家族はたまらない。19兆円の臨時大増税で東北大震災の復旧、復興を進めるはずの予算が捕鯨船の建造や税務署の改築、沖縄の道路改修等に使われているという。国民が怒るのももっともだ。脱官僚といい政治主導を唱ってきたが、勉強不足、経験不足の民主党議員など百戦錬磨の官僚達に掛れば、赤子の手をひねるようなものだ。まさに国民不在の政治がまかり通っている。
そもそも、組合出身の政治家は、票と金を組合が出してくれるので、身内の組合員だけを見ていればいい。今、離党を防ぎ、党内のとりまとめが最優先の民主党には日教組出身の輿石氏が最適役なのだ。口蹄疫で大変な目にあった宮崎県だが、愛知県の組合出身の赤松農林大臣は遠い宮崎県の農民のことなどどうでもよかった。国民の生活が第一と言うのは、国民の生活など何も考えていないことの裏返しのように聞こえる。平和とか福祉、人権など、誰も反対できないようなスローガンを恥ずかしげも無く掲げる政治家や政党は要注意だといつも思う。
先般の山中伸弥教授のノーベル賞受賞は快挙だった。私共、清和政策研究会は、6、7年前にアメリカから帰国早々の山中教授を研修会に招き、iPS細胞の話を聞いた。そして予算面で出来る限りの協力を約束し、増額した。しかし、民主党政権になってあの事業仕分けで削減された。今度の受賞でまた大増額するという。まったく何をしているのか。復興予算も事業見直しをするというが、自分達で作った予算ではないか。一方では景気悪化に対応して緊急経済対策を策定するという。事業見直しで削られる事業がまた復活するということになるのだろう。国民の目を惑わす手法がいつまでも通用すると思っているのだろうか。復興予算の中に経済産業省が3000億円近い予算規模で国内企業の立ち直り支援をすることになっているが、それより、超円高を是正する方が企業にとってはずっと助けになり、効果がある。予算も要らない。
iPSといえば、山中教授の快挙に水をさしたのが森口尚史だ。風貌、言葉使いから本当に日本人かと疑ってしまう。なかなか自分の非を認めない鉄面皮も日本人には珍しい。今マスコミを騒がせている大量殺人の角田容疑者も日本人らしくない。日本人はあそこまで冷酷非道にはなれない。
若い頃アメリカに住んでいたが、アメリカは人種の坩堝といわれ多民族が共生していた。その中で東洋人は一括くりだったが、自分はチャイニーズアメリカン、自分はコーリアン、自分はジャパニーズと堂々と民族を明らかにして暮らしていた。日本ではそれを言わず、また、通り名も通用するので何国人か分らない。いわゆるなり済まし日本人も多い。これが日本の一番の不幸だ。もっと堂々と自分の出自を明らかにし、マスコミもそれを徹底するようにすると、日本はもっとすっきりした住みやすい国になるのではないか。
東北の復興も進まず、日本全体も急激に景気が冷えてきた。近隣諸国は日本の領土に対する野心を隠そうともしない。中国人がどんどん入国している。最悪のときに最悪の政権を戴いている日本民族の悲劇。