大阪の震災がれき受け入れ、全行程を住民から離れた場所で。
東日本大震災で発生した岩手県の可燃がれきの受け入れを決めている大阪府と大阪市は7日、焼却灰の最終処分場となる「北港処分地」がある同市此花区で住民説明会を開催。がれきは海上輸送し、一時保管から焼却、最終処分まで全て住民のいない同区沖の人工島「夢洲(ゆめしま)」と「舞洲(まいしま)」で行うことを明らかにした。
説明会には約130人が参加。震災がれきの受け入れには一部住民らの反発も強いため、府市はできる限り住民に近づけない方法を模索。がれきは岩手県からコンテナに密閉して船で輸送し、舞洲か夢洲で陸揚げ。焼却炉は舞洲、最終処分場は夢洲にあることから、府市は「全行程を住民から離れた場所で行う」と理解を求めた。
震災がれきをめぐっては、11月に試験焼却し、平成25年度末までに最大3万6千トンを処理することになっている。