危うし日本。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 







中山成彬オフィシャルブログ・立て直そう日本~この国を守る覚悟を~ より。






大型台風16号が近づいている。そのあとから中国の大漁船群が押し寄せてくるそうだ。国内では国会審議を放棄したことも忘れたように、自民党と民主党の党首選挙がマスコミを賑わしている。 そんなことをしている場合かと怒鳴りつけたいような気持ちだ。

 そもそも、この時点での党首選挙に大義があるのだろうか。民主党の選挙を見ていると、今の野田総理に反対なら小沢氏と一緒に出て行けばいいじゃないかと思う。自分の当選も危ういから代表選挙に出て名を売りたいのか、負けたら離党する人もいるらしい。

 自民党もおかしい。石原幹事長も石破元政調会長も谷垣総裁によって登用された。その恩義を忘れて出馬するのは、平成の明智光秀と言われても仕方がないが、谷垣路線を踏襲すると言うに至っては首を傾げざるを得ない。谷垣総裁は野党暮らし三年間、各種選挙でほとんど勝利してきたし(もちろん民主党が不人気なせいだが)、早期解散で追い詰めてきて、次の臨時国会では特例公債法案と引き換えに解散を勝ち取るところまできたのに。

 最有力ともいわれる石破氏に至っては、この特例法案に賛成することも仄めかしている。まるで民主党の願っている延命に力を貸そうとしているみたいだ。「日本はいい国だ」と言った田母神氏のクビを切ったことで分るように、信念がないのが気がかりだ。

 谷垣氏は前にも書いたが、国民に不人気の消費増税は民主党にやらせ、その後に解散を求めるというのは虫が良すぎたのだ。安倍さんも立候補した。私は安倍さんと思想信条が一緒なので、是非もう一度総理になってもらいたいと願っているが、前回と同様、他派閥の人達に押し上げられているのが気になる。総理を病気退陣の時、本当の仲間なら、もっと違う幕引きをしてあげただろうにと残念な思いがしたものだ。

 安倍さんの国を守り、国民を守るという信念は本当は今必要なのだがと思う。1、2位の決戦投票になった時、議員票がどっちに流れるか興味深々だ。それが日本の将来を左右する分水嶺になるだろう。

 両方の選挙の討論会などを聞いていると、中国が本気で尖閣を、いや沖縄まで取りに来ている事態に対しての危機感がほとんど伝わってこない。既に南沙諸島、西沙諸島を武力で実効支配している事実に目をつぶってはならない。まさに泥棒はそこまで来ているのだ。

 それにしても思い出す。1995年、オーストラリアのプット首相に、中国が経済発展したいなら日本を見習ったらどうかと言われた李鵬首相は、いや日本は20年後にはなくなるといい放った。20年後は後3年だ。彼らは戦略的に着々と日本侵略に向けて歩を進めているのだ。地球儀を中国側から見て欲しい。中国が太平洋に進出しょうとするときに邪魔になるのが北海道から沖縄尖閣諸島に繋がる日本列島なのだ。日米安保の信頼性を損ねた鳩山、菅総理の罪は取り返しがつかない。まさに万死に価する。

 経済も青息吐息。長引くデフレと異常な円高、電力の安定供給不安で、日本を代表する大企業は死活的な経営苦難に直面している。党首選挙を聞いていても、誰も経済再生の切り札を持ってない。私が以前から提唱している無利子の、だから返す必要のない(帳簿に残るだけの)国債の日銀引き受けと、財務省に一定の支出権限を与えて景気対策をやることしか今はないのだ。

 民間に元気がないときは国が仕事をすることで誘い水の役割を果たすことが求められている。その結果として、民間が動き出し、景気が良くなり、通貨供給量も増え、デフレから脱出し、この異常な円高も是正されるのに・・・。素人でも分かるこの政策を日銀や財務省をどやしつけてでも実行させる総理大臣の出現を期待している。

 それにしても、原発割合を民意で決めようとする民主党政権の見識の無さを何とする。地球温暖化の問題は何処に行ったか、鳩山首相の25%削減発言を世界は忘れていない。既に原油や天然ガスの輸入増で国際収支は赤字に転落した。

 オスプレイの配置に反対する人達は日本の防衛をどう考えているのだろうか。結果として、日本の中国属国化を手助けしているのに。それでいいと思っている人はチベットやウイグル国民の悲惨な状況を知って欲しい。

 中国や韓国で反日、愛国無罪教育を受けた人達が日本国内で残虐な犯罪を犯していることが少しずつ報道され始めた。マスコミは通名でなく本名で報道するようにして、危険が自分の身近にまで迫っていることを日本国民に注意を促して欲しいと切に願っている。




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