自民総裁候補者の所見発表演説会を見てがっかりした。保守政党たるべき自民党 の次期指導者を目指す顔ぶれが、こんなにリベラルな見識の持ち主なのかと呆れた。反日マスコミに叩かれまいと慎重に言葉を選ぶのは判るが、もう少し堂々とわが国を守る姿勢を示してくれないと不安で仕方がない。
なかでも最有力候補と云われる石原幹事長 は酷い。河野談話 は素晴らしいと持ち上げ、尖閣国有化については事前に中国ともっとよく相談すべきだと発言した。そんな馬鹿な話があるものか。それじゃ、民主党 連中の認識と大差ないではないか。今、求められているのは、特亜の敵国と如何に戦うか、その具体策だ。何ら策がないなら、ハナから総理総裁を目指すなと云いたい。
それにしても、石原氏の失言の多さは何だ。生活保護をナマポと略し、胃ろう措置をエイリアンと呼ぶくらいはご愛嬌としても、福島第一原発をサティアンと称するあたり、さっぱり意味が分らない。さらに「中国 は尖閣に攻めてこない。誰も住んでいないから」なんて的外れな暴言だ。まるで故意に自分をより軽く、お馬鹿に見せようとしているとしか思えない。
そう云えば、かの小沢一郎 語録に「神輿は軽くて、パ~がいい」と云うセリフがあった。20年以上も前、リクルート事件 で大物政治家が次々と謹慎した際、実質的に彼らのコントロールを受ける形で、総理の座を手にいれた当時の若手宰相、海部氏を揶揄した陰口だ。自民党 長老の覚え目出度いと噂される石原氏だもの、小沢氏の言葉を思い出して、よっし、もっと軽く、もっとパ~に徹して、立派な(?)神輿になってやるぞ!皆様に担いで頂くぞ!と固く決意したのではないか。
幾ら何でも、自ら軽~い神輿になろうなんて人物が総裁になってはいけない。軽薄な総裁じゃ自民党 は破滅する。ここは、尖閣諸島の実効支配を強化し、河野談話 を撤回し、靖国に参拝する、と述べてくれた安倍総理の再登板が望ましい。特亜の敵国や反日マスコミにとっては悪夢かも知れないが、国民は安倍さんに期待している。