【皇室ウイークリー】(243) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 










「元気でね」悠仁親王殿下、留学の眞子内親王殿下をお見送り。 

「この世のものとは…」英国で雅楽称賛。




 天皇、皇后両陛下は4日、御所で外務省の鶴岡公二総合外交政策局長の進講を受けられた。陛下の後、皇后さまが同じ内容を聞くというもので、宮内庁によると、お1人につき1時間弱かかる長いものだったという。

 内容は公表されていないが、外交に関する時事的なトピックを両陛下のお耳に入れるという趣旨の定例の進講で、尖閣諸島、竹島をめぐる最近の状況なども、説明には含まれていたかもしれない。

 那須御用邸(栃木県那須町)で8月20日から静養していた皇太子ご一家は3日夕、帰京された。

 宮内庁東宮職によると、ご一家は那須で、りんどう湖ファミリー牧場や那須どうぶつ王国を訪問されたという。また、陶芸工房で陶器作りや絵付けなども楽しまれた。

 皇太子さまと敬宮愛子さまは滞在中、朝から午後にかけて、那須連山の南月山での登山に臨まれた。ロープウェーを使い、山ではお弁当を食べられた。御用邸内では、サワガニ釣りなどをしてゆっくりと過ごされたという。

 東京駅に着いた愛子さまは、紺色のワンピースに小さな白いバッグを持ち、雅子さまとともに、駅前で出迎えた人々に手を振って応えられた。皇太子さまが車に乗られた後も、雅子さまと愛子さまは2人で手を振られていた。愛子さまは6日、学習院初等科(東京都新宿区)の新学期を迎え、元気に通学されているという。

秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまは6日に6歳の誕生日を迎えられた。同日、母親の紀子さまとともに皇居・御所を訪れ、両陛下にあいさつをされた。悠仁さまは、紺色のジャケットとネクタイ姿で、車で半蔵門に入る際には笑顔を見せられた。1時間ほど滞在された。

 宮内庁によると、4日にはお茶の水女子大付属幼稚園(東京都文京区)年長組の2学期が始まり、元気に通園されている。最近では昆虫の名前や、旅行で訪問した地名などの漢字に興味を持ち、「秋篠宮悠仁」と漢字で名前を書かれるという。初めて見た昆虫を図鑑で調べて名前を確認されることもあるという。

 幼稚園では先生の手伝いをしたり、同じ年長組や年中・年少組の子供たちと遊んだりしており、5月の金環日食や、見つけた昆虫などについての記事をみんなで書く新聞作りもされた。6月には幼稚園のジャガイモ掘りの行事に参加し、食べる際には、洗ったり、自分より小さい子供たちに皮をむいてあげたりされたという。

 宮内庁が公開した映像では、姉の眞子さま、佳子さまと手をつないで赤坂御用地(東京都港区)内にある秋篠宮邸の庭を歩いたり、笑顔で話をしたりする仲の良い姿を見せられた。先月、英国のエディンバラ大に留学した眞子さまの出発の日の朝には、「元気でね」と見送りをされた。早くも来年夏のご帰国を楽しみにされているということだ。

宮邸ではインゲンやジャガイモ、トウモロコシなどさまざまな野菜を育てて収穫されている。今年は、秋篠宮さまの知人から譲り受けた水稲の苗で稲作を始められた。大きなバケツに苗を植え、日光や水、肥料などに気をつけながら世話をされているという。

 生き物への関心も強く、今夏も赤坂御用地や皇居などでトンボやセミ、チョウ、バッタなどの昆虫探しをされた。天皇陛下がご一緒だったこともあるという。セミの羽化を見たり、採集した昆虫を飼育したり、標本にしたりされている。

 7月には秋篠宮ご夫妻と北海道を訪ね、阿寒湖のマリモ観察センターでマリモをご覧になった。担当者に湖のどこに生息しているのかなどを尋ねられたという。アイヌ文化の人形劇や音楽も楽しまれた。

 宮内庁は7日、10年ぶりの海外公演として、先月22日に世界最大級の英国の芸術祭「エディンバラ国際フェスティバル」に出演した宮内庁楽部の写真を公開した。

 宮内庁によると、楽部の公演は満席で、最後の曲目が終わると、盛大な拍手とスタンディングオベーションが起こった。エディンバラ市長は「これまで聞いたことのないこの世のものとは思えない規則正しい音楽」と称賛していたという。


各宮家は今週もさまざまな公務を果たされた。

 秋篠宮さまは3日、進化生物学研究所(東京都世田谷区)で、生き物文化誌学会事務局会議に出席された。5日には山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)で所員会議に出席された。

 常陸宮ご夫妻は1日、東京都慰霊堂(東京都墨田区)で、関東大震災ならびに都内戦災遭難者の秋季慰霊大法要に出席された。

 寛仁親王家の長女、彬子さまは2日、横浜市で開かれた「世界創傷治癒学会連合会議」の開会式で、「日本美のこころ」をテーマに特別講演をされた。父親の寛仁さまが6月に亡くなられてから、初めての対外的なご公務となった。

 高円宮妃久子さまは1日と2日、宮城県を訪問し、第19回高円宮牌グラススキージャパンオープンに出席された。4日は、国立競技場(東京都新宿区)で、ヤングなでしこの愛称で人気を集めているFIFAU-20女子ワールドカップジャパン2012の準決勝、日本代表対ドイツ代表の試合を観戦された。

 6日はコンラッド東京(東京都港区)でFIFAU-20女子ワールドカップジャパン2012のオフィシャルバンケットに出席された。




草莽崛起:皇国興廃此一戦在各員一層奮励努力。 

秋篠宮邸で姉の眞子さま、佳子さまと一緒に過ごされる悠仁さま=8月14日、東京・元赤坂(宮内庁提供)



草莽崛起:皇国興廃此一戦在各員一層奮励努力。 

     つかまえたバッタを手に持ち、観察される悠仁さま=8月4日、東京・元赤坂(宮内庁提供)



草莽崛起:皇国興廃此一戦在各員一層奮励努力。 

6歳の誕生日を迎え、天皇、皇后両陛下へのあいさつのため皇居に入られる秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さま

=6日午後、皇居・半蔵門



草莽崛起:皇国興廃此一戦在各員一層奮励努力。 

6歳の誕生日を迎え、天皇、皇后両陛下へのあいさつのため秋篠宮妃紀子さまと皇居に入られる悠仁さま=6日午後、皇居・半蔵門(矢島康弘撮影)