「天皇陛下に対する侮辱」に時効は無い。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 






夕刻の備忘録 様のブログより。




我が国のマスコミは「真実」を伝えない。断片的な「事実」を自分達の思う形に切り貼りして、国民を誘導する。時系列を無視して並べ変え、見るものを錯覚させる。表現を変え、余計な感想を折り込んで、読者を煙に巻く。

「事実」を材料にその「模造品」を作る。批判されると、ちゃんと「証拠がある」と逆ギレする。「恣意的な編集を止めろ」と言うと、「編集権は我々にある」と開き直る。そして、大量の弁護士を抱え込んで訴訟に対する準備だけは怠らない。世間では普通これを「ヤクザ商法」というのである。一般の国民が泣き寝入りせざる得ないシステムを作り、その中で「金に、法に護られて」悠々と暮らす、普通これを「権力」というのである。

【緯度経度】まともな日韓関係のために
 ソウル・黒田勝弘
<略>大統領の“本音”は日本向けより国内向けの意味合いが大きかったとみていい。
 李大統領にはさらに日本を刺激した天皇陛下訪韓問題にかかわる「来るなら謝りに来い」みたいな外交的非礼発言があった。この発言はイジメ問題(韓国でも大きな社会問題になっている)に関する教育者研修会を激励に行った際、出席者から「独島訪問」の感想を質問され、即席の答弁でつい言ってしまった。
 「大統領として史上初の独島訪問」という気分の高まりの中で「日本何するものぞ」とばかり強気の発言になってしまったのだ。したがって韓国は日本からの想定外(?)の激しい非難、反発に驚いている(大統領官邸筋)というが、大統領として軽率、非礼は免れない。<以降、略>

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/120901/kor12090115210003-n1.htm

「ミイラ取りがミイラになる」、現地の感触を伝えるという特派員が、「捏造された感触」を誰かに吹き込まれ、それをそのまま本国に伝えてくる。よくある話である。「宣戦布告」と見倣して決起しても、国際社会は決して怪しまないだろう、というレベルの常軌を逸した発言に対しても、「国内向けとみていい」とは何たる軽薄さだろうか。さらに加えて、次の段落に至っては、もはや日本語すら怪しい状態である。

 「来るなら謝りに来い」みたいな外交的非礼発言

とは一体何だ。この「みたいな」は何を意味しているのか。何をぼかし、何を意図して、こうした「お子様ランチみたいな」文を書いているのか。事は外国元首が天皇陛下を公然と侮辱した大問題である。この問題を扱う以上、陛下を含む前後の文章にはそれなりの気品が要求される。「思わず言っちゃったみたいな」と書いて許されるものか否か。「即席の答弁でつい言ってしまった」と書いているが、本人でもない者が、何故「つい言ってしまった」と断定できるのか。確信犯でない証拠が何処にあるのか。

完全に相手政府の思惑に沿った記事である。それが表題の「まともな関係」なのか。TPP問題では、その本質を明らかにせず、一方的に自民党の慎重姿勢を批判して、アメリカの意向に沿った記事を書き、非礼発言に関しては、火消し効果を狙っての「大統領官邸筋」に沿っている。一体「産経新聞に日本はあるのか」。悉くが相手方の要望に添った記事ではないか。

身勝手なアメリカを批判し、大統領の領土侵犯を批判し、そして民主党の失政を徹底的に批判すればいいのである。最重要のターゲットに対しては、「批判に終始せず」などと言ってぼやかしながら、その一方で、一番手軽で反論の少ない「自民党批判に終始している」のである。

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以下は「共同」の記事を産経が掲載したものである。

韓国海兵隊、竹島上陸演習取り消しか
 訓練自体は実施 日韓関係に配慮?
 韓国の聯合ニュースは3日、韓国軍と韓国海洋警察が島根県・竹島(韓国名・独島)周辺で7日から実施予定の定期訓練で、海兵隊による上陸演習が取り消されたと報じた。政府高官の話として伝えた。
 高官は「海兵隊は独島に外国軍が上陸することを想定して上陸演習をしてきた」としつつ、「外国の民間人が違法に上陸する可能性の方が現実的と判断し、海兵隊は上陸させない計画だ」と述べた。訓練をめぐっては、金星煥外交通商相が8月下旬、形式を見直す可能性を示唆しており、最近の日韓関係に配慮して上陸演習を取り消した可能性もある。
 別の軍関係者によると、今回の訓練は外国の民間人の上陸を想定するため、海洋警察が主導し、軍が支援する方向で計画を一部修正したという。国防省報道官は3日の記者会見で、訓練規模などについて「例年と似たような水準になるのではないか」と述べた。(共同)

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/120903/kor12090313050004-n1.htm

先方は「配慮」などとは何処にも書いていない。それをわざわざ「?」を付けてまで、「配慮」と書きたがる。実際、誰に対する何に対する「配慮」なのか。竹島は何処の国の領土なのか。不法占拠している側が何をしたところで、「配慮」などという言葉が当て嵌まる行為など存在しない。全く有り得ない話である。

即ち、これもまた相手側に阿った、まさに御機嫌取りに過ぎない。日本のマスコミは、日本国民に対して、「相手も譲ってきているのだから、そろそろこちらも……」と書きたくて仕方ないのだ。相手を非難せず、自国の国民の怒りを宥めて、それで沈静化させようとしている。その意味での「配慮?」である。

聞けば、「海兵隊の上陸作戦」を中止したそうである。

計画通りやればいいではないか、何故止めるのか。
大統領が上陸し、その上、天皇陛下を侮辱した。
この段階で全て終わっているのだ。

今さら海兵隊が出て来ようが、軍を常駐させようが、こちらの決意は変わらない。時既に遅し。大統領の首が飛ぼうが、国が経済破綻しようが、こちらの怒りは少しも減じない。これは一政治家の問題でもなければ、現政府の問題でもない。国家全体の問題である。何故なら、この大統領の一連の行為を圧倒的多数で肯定しているのが、某国民の姿だからである。

これに加担している日本のマスコミもまた、同様の報いを受けるだろう。事ここに及んでまで、こうした気色の悪い記事を書いているのである。火消しに精を出すマスコミを、「新たな火種」にして、日々怒りを増幅させてやろう。怒るべき時に怒らないのは、「大人の対応」ではない。古来我々はそれを卑怯者と呼んできたのである。

個人による「経済制裁」は絶対に止めない。この問題を風化させようと画策する者が現れる度に、逆に思いを新たにして怒りを増してやろう。この問題に時効は無いのである。