尖閣諸島に上陸した支那の工作員らを何ら取り調べもせずに強制送還するらしい。「強制送還」の響きは重々しいが、実質的には釈放であり、無罪放免だ。自国領土を敵性外国人に侵略され、咎めもせずにそのままお帰り頂いてどうする。まさか帰国用チャーター便の費用は日本負担じゃないよね、と心配になる。
領海に侵入した不審船に警告 し、それでも立ち退かないのなら銃撃する。激しく抵抗するなら撃沈すればいい。今回のように乗組員を拿捕したのなら、背後関係を調べ上げて処罰する。これが国際社会の常識だ。ヘタレな対応に終始すれば、いつまでも他国の領海侵犯や挑発行為が続く羽目に陥る。
さて、2年前の尖閣事件でビデオを公開した一色氏は、今回の事件についてこうツイートしている。
「本来であれば相手船に飛び乗って上陸を阻止することは可能であったはずです。それをしなかったのは『するな』と云う命令があったのではないかと推測されます。」
さらにこうも云う。
「以前には『相手のメンツを立てて、上陸させてやれ』と云う声を聞いた人もいます。武器は上の許可がないと使用できません。」
「24時間365日、携帯電話も通じないところで警戒配備につき、やっと相手が来たと思ったら、『手を出すな』というような命令を受けるのが海上保安庁です。」
ううう、聞くだけで涙が出るじゃないか。日本の海を守るため、無名の海上保安官たちは命を賭けて戦っている。それに引きかえ、領土主権も意識せず、法整備も放置して、ひたすら事なかれ主義を貫く政府って一体何なのだ。
聞けば、外務省 が支那側と綿密な事前協議を経て、「強制送還ありきの」シナリオを描いていたとか。おいおい、領土領海防衛の正当性を主張し、侵略してきたら撃沈するぞと凄み、敵の示威行動を未然に中止させるのが外交官の仕事ではないか。ぎりぎりまで粘って話し合いがつかねば、軍が登場する。ハナから武力行使の可能性を除外して、勝手な外交交渉を進める馬鹿がいるか!
あれれ、気がつけば、いきなり竹島問題 や明博の暴言など韓国 関連のニュースが少なくなった。外務省 を使って協議までしながら、支那人に尖閣上陸を許したのは、もしや嫌韓の話題から目を逸らさせようと云う魂胆か。朝鮮人民主党 政府のやることだ。とにかく何から何まで信用できない。