野田政権に終りが近づいている。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 






中山成彬オフィシャルブログ・立て直そう日本~この国を守る覚悟を~ より。






 宮崎地方は大雨に雷鳴がとどろき、梅雨明けも近いという感じがします。早期米の穂が日に揺れています。早いもので7月に入りました。私のブログにコメントを下さったり、又、直接メール等で激励をいただいている皆様に改めて感謝申し上げます。

 梅雨の合間をぬって、一人でも多くの方に直接お目にかかりお話をしたいと思い、一軒一軒戸別訪問を続けています。有難いことに、ピンポンと鳴らすと、ドアを開けて出てこられる方の表情が一瞬驚きに変わり「あら、中山さん、こんな所まで」と言われます。落選中とはいえ知名度が高いのは有難いことだなと思います。又、「宮崎には中山さんが必要だ」と激励を受けたり、民主党では日本が滅びると真剣に心配されている奥様方も多く、大変心強く感じています。

 

 「民主党を信じて1票を投じたのに裏切られた」有権者の怒りは次の総選挙で必ず民主党に鉄槌を下すでしょう。昨日、小沢氏が衆参50名で集団離党しました。今や民主党から出るのも残るのも苦しい選択です。有権者をペテンにかけ、詐欺まがいのマニフェストと子供手当て5兆4千億円の国家的規模の選挙違反で当選した議員の幸せがそんなに長く続いていいはずがありません。まさに石原都知事が言うようにガラガラポンのガラガラが始まりました。これから造反議員に対する処分がなされるのでしょうが、厳しくすれば離党者が続出するでしょうし、甘ければ消費税増税に賛成した議員達や自・公からの反発が強まることが予想されます。

 

 政権交代して3年弱、何度も言いますように、この間に失われた日本の名誉、国益を考えると今更ながら取り返しがつきません。政権交代の代償の大きさに慄然とさせられます。私が「民主党政権は日本を滅ぼす」と、まさに政治生命を懸けて訴えたことがようやく国民の理解するところになって来ました。私は自分の懸念が現実のものとなっても、当然のことですが、全くうれしくありません。しかし、私が一番心配していた外国人参政権、夫婦別姓、人権擁護法案等が成立する前に、民主党政権が崩壊することになれば不幸中の幸いだと思います。

 

 さてこれからの政局はどうなるのか。参議院での消費増税と社会保障の一体改革案の採決を巡って、参議院での野党の攻勢は熾烈を極めることでしょう。その間に民主党から離脱者が出て、小沢新党グループが衆議院に不信任決議案を出せる51名を超えることも考えられます。自・公は法案が成立してから衆議院の解散総選挙を行うことを考えているようですが、その時一体何を主要テーマにして選挙を戦うのでしょうか。

 

 成立以前に、小沢グループが内閣不信任案を提出した時、それに賛成するのか反対するのか、三党合意案で野田政権と共同歩調をとったのだから賛成はしにくい。逆に、反対すれば野田政権を信任したことになり、解散総選挙は求めにくいというジレンマに陥ってしまいます。増税という国民に不人気の消費税増税は民主党政権にやらせようという自・公の魂胆でしたが、やはり正道を行かないとどこかで咎められるものです。

 

 増税法案が成立しても、赤字国債を発行する特例公債法案で追い詰めるという手も残ってはいますが、本来ならば、マニフェストに書いたことはやらず、書いてない消費税増税をやるということは許されないとして解散総選挙で国民に信を問うという作戦で行くべきだったのではないでしょうか。

 

 9月8日までの会期のこの7月、8月は中央政界は暑苦しい季節になりそうです。国政に難問山積の中、野田首相に解散総選挙に踏切る気力と使命感が残っているのかどうか。もしかしたら、消費税増税を実現したことをもって、名誉の花道として総辞職の道を選ぶかもしれません。それこそ野田れ死にという事にはなりますが。

 違憲状態と最高裁に指摘されている1票の格差の問題も残されており、それを理由にズルズルと解散総選挙を引き延ばされる可能性も否定できません。そうなれば谷垣総裁の再選も危うくなりますが、選挙が恐いのは自民党議員も同じです。

 

 これから小沢新党は他の地域政党との連携を模索するでしょうが、渡辺、川村等とはつながっても、橋下維新の会とはなかなか難しいでしょう。私は石原、平沼、橋下の3本の柱を中心として第三極の新党を作り、真の保守に突破力を付け加えることが、日本の政治の安定、ひいては日本国の将来の為にもベストの道だと考えています。






草莽崛起:皇国ノ興廃此ノ一戦在リ各員一層奮励努力セヨ。大日本帝国憲法復活!