必ず日本の再興を観る(私事) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 






西村眞悟の時事通信 より。





私事を書くことをお許し頂きたい。
 
 本年に入り、新著「国家の再興」の最終校正をしていた頃より、本を読むことができなくなってきていた。新聞も読めなくなってきていた。パソコンの液晶画面はかろうじて見えるので、新聞を読むかわりに液晶を見ていた。虫眼鏡を使えば新聞、辞書も読めたがめんどくさかった。
 つまり、右目は遠視で左目は白内障が進行していたのだ。右目だけの老眼鏡を作ればよいのに面倒くさいから作らなかった。
 それでこの度、左目の白内障の手術をして、よく見えるようになり、今、この時事通信画面を開いています。

 小学生の頃、家の近所の三木眼科で目を治してもらったことがある。この度の白内障手術は、この小学生の頃に看てもらった院長先生のお孫さんにしてもらった。
 時の経過を感じる。これで私は、両眼とも白内障の手術をしたことになる。
 
 右目の白内障の原因は、外傷性。
 昔、かなり前の弁護士時代、スペインのバルセロナのランバル通りを、一人酒を飲んで、フラメンコを観た後、歩いていた。そこを突然、三人の路上強盗が襲ってきた。そこで殴り合いになって右目をやられた。三人と1ラウンド(3分)の半分くらいの時間、殴り殴られて渡り合っていたと思う。そこへパトカーがきて強盗三人と私が警察に運ばれた。
 私は、警察からすぐにホテルに戻れると思っていたが、警察は泥棒の一人が相当痛めつけられて負傷しているので暫く私を取り調べると言う。それで仕方なく、警察の取り調べ控え室で待っていた。
 その控え室で、横に座ったジプシーと思われる売春婦のお姉ちゃんが、心配そうに私の顔を見つめ、自分のハンカチを出して私の顔を拭いてくれた。その親切が心にしみた。
 その後、英語もろくろくできない警察官と、同じくできない私が渡り合って、警察が正当防衛で納得し、その晩の内にホテルに帰ることができたが、その時の負傷がもとで右目が白内障になった。
 今でも思い出す。あの薄暗いバルセロナの警察の取り調べ控え室で、顔の血を親切に拭いてくれたお姉ちゃん、今頃どうしているだろうか、と。
 
 そこで、この度の左目の白内障であるが、その原因は。
 それは、加齢、つまり老化だ。
 こんちくしょう!だが仕方がない。

 とはいえ、右目のレンズを入れ替えた後に、私は政界に出た。
尖閣諸島と上陸した魚釣島の風景は、この右目で観たのだ。
 そうであれば、この度、左目のレンズを入れ替えた後で、この左目は何を観るか。
 それは、保守新党の結成と、日本の再興に間違いない。
 私は、外傷性と加齢で各々レンズを入れ替えた両眼で、
 この目の黒いうちに、
 必ず、真の保守政権樹立と日本の再興を観る。






草莽崛起:皇国ノ興廃此ノ一戦在リ各員一層奮励努力セヨ。大日本帝国憲法復活!