【都道府県 伝統の教え】香川県 人や物に感謝し活動
香川県の三豊市立下高瀬小学校では児童自らが地域や社会の知恵に学びながら、エネルギーを大切に使うために、「自分たちにできること」を見つけ、実践している。
平成18年に総合学習活動の一環で始まり、20年には「下小もったいない憲法」を作成、全校生徒によって採択された。
憲法前文は「エネルギーを大切にし、人や物に感謝して『もったいない』を意識して行動することを決意する」とあり、6項目の条文に続く。
1.だれも使っていない部屋の電気を消しましょう。
2.持ち物に名前を書いて、最後まで大切にしましょう。
3.リサイクルをしましょう。
4.水を大切にしましょう。
5.好ききらいなく給食を食べましょう。
6.お家にも省エネを広げましょう。
同憲法の下で省エネ委員会を中心に活動、校内に設置された省エネナビで、電気使用量や金額を測定、「電気量は239キロワット、5269円でした」などと毎日、校内放送で報告する。17年度から19年度までの3年間で、校内の電気使用量を32%削減した。
ほかにも給食の残りも大幅に減少した。