わが国の警察は優秀だ。最近の警官は不祥事が多いと指摘する向きもあるだろうが、マスメディアがそう報道して印象操作するからに過ぎない。外国人犯罪の増加にもかかわらず、全体として年々犯罪率が低下している。真面目で律儀な仕事と高度な科学技術を誇る、われらが警察のお陰だ。
また日本社会は全てが几帳面に管理されている。戸籍や住民票や免許証などのデータの確認・運用・保管は極めて正確で丁寧だ。連綿と続くわが国の歴史と共に驚くほど綿密なデータ蓄積があり、近年ではコンピュータによる情報処理が凄まじく進化している。世界に誇るべき公的な情報管理体制だ。
この優秀な警察と完璧な情報管理体制があればこそ、そう易々と犯罪者が潜伏出来るわけがない。都市の人口過密は事実だが、それだけ人的な網目が細かく張り巡らされているから、隠れても発覚する。また都市を効率的且つ安全に機能させるため、写真照合など本人確認の機会も多い。こう考えると、社会的に注目を集めたオウム真理教 の凶悪犯が、17年間も潜伏出来たのは極めて異様な事態だ。
はっきり云おう。彼らが顔を変え偽名を使い、人並みの暮らしを営みながら潜伏出来たのは、匿う組織があるからだ。破壊活動防止法を適用してオウムを完全に弾圧しなかったばかりに、資産とノウハウを保全して生き残った残党共が、影になり日向になり逃亡犯を支援してきたに違いない。
但し、支援はオウム残党にはとどまらない。政界や警察にも分子を送り込むことの出来る、極めて大きな組織が背後にあるからこそ、長期逃亡が可能になった筈だ。今年の初めに来日した米国 のキャンベル国務次官補は、平田の自首は北朝鮮の体制変更と関わりありと推論を披露した上、北の工作員による対日テロの可能性を示唆し、在日朝鮮人社会や朝鮮総連 を厳重に監視すべしと、警察庁、警視庁、公安調査庁 に警告 を発した。
わが国のメディアは真正面から報じないが、オウム真理教 と北朝鮮 ・ロシアの深い関係は世界中で知られており、日本国家を標的にした武装テロ集団であることは周知の事実だ。長年潜伏してきたテロ実行犯が突如、表に出てきたのは、裏に何か深い企みがあるからだ。逃亡犯を一日も早く取っ捕まえ、悪の組織を暴き出せ。徹底的に叩き潰すまでだ!われわれ日本国民は断固戦うぞ!