米海軍、太平洋の艦船比率6割に。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 










アジア重視で国防長官。






 【シンガポール】


パネッタ米国防長官は2日、シンガポールで開催されたアジア安全保障会議で演説し、今後10年間にアジア太平洋地域に展開する艦船比率を引き上げる方針を明らかにした。同地域での軍事演習も増やす。

 それによると、現在太平洋と大西洋で折半にしている米海軍艦船の比率を2020年までに60%対40%にし、アジア太平洋重視に変更する。米国はオーストラリアとの間で米海兵隊をローテーション配備する協定を結んでいるが、フィリピン政府とも同様の協定の締結に向け協議を進めている。







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米海軍フリゲート艦バンデグリフト(インドネシア・スラバヤ)


パネッタ長官は、米海軍戦力のアジア地域での増強について中国に対する脅威ととらえるのではなく、同地域の安定化に資するものとみなすべきだと強調する一方で、「これらの前方展開戦力はアジア地域への我々の関与の中核となる」と述べた。アジア諸国は中国が経済力を誇示し領土的な野心をあからさまにしているとして、懸念を強めている。

 米戦略国際問題研究所(CSIS)のクリス・ジョンソン上級顧問は、「60対40は大きな変更ではないが、立場の表明になる。よく考え抜かれたものだ」と評価した。退役陸軍大将でセンター・フォー・ニュー・アメリカン・セキュリティーのデービッド・バルノ上級顧問は、今回の発表はアジア重視のオバマ政権の新戦略を文字通り強化すると指摘し、「中国は、米国がアジア太平洋国家であり、今後もそうであり続けると認識するだろう」と述べた。







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アジア安全保障会議カナダのマッケイ国防相(右)と話すパネッタ米国防相(1日、シンガポール)





 今後10年間に国防予算は4870億ドル(約38兆円)削減される計画になっているが、パネッタ氏は米国のアジアでのプレゼンス強化のため新型兵器の開発を続けると指摘した。現在の国防計画では、海軍の保有艦船総数は削減されることになっているが、国防総省当局者によればアジア太平洋では絶対数も増加するという。

 パネッタ氏の演説に対して、マケイン上院軍事委員会共和党筆頭理事(アリゾナ州)は、オバマ政権のアジア重視の姿勢には同調しながらも、艦船建造計画や巡洋艦退役計画に懸念を示し、「艦船総数が減少を続けることを憂慮している」と語った。

記者: Julian E. Barnes