★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2012.05.25) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 







草莽崛起:皇国ノ興廃此ノ一戦在リ各員一層奮励努力セヨ。大日本帝国憲法復活! 







本日、5月25日、午前9時よりアメリカ大使館において、デービース北朝鮮担当特別代表、ルース駐日米国大使との家族会役員との面会が行われた。

 家族会からは、飯塚繁雄代表、増元照明事務局長、横田前代表夫妻が参加。米国側は、デービース北朝鮮担当特別代表、ルース駐日米国大使、ルーク政務担当公使、ポマーシャイム次席他、分析官等々、7人が対応した。当初、45分の予定が1時間にも及んだ。

 また、ルース大使との面会は予定されていなかったが急遽参加が決まった。以下は面会の概要である。

■デービース米北朝鮮担当特別代表、ルース駐日米国大使と懇談-家族会

 冒頭、デービース特別代表から挨拶があり、「私がこの仕事に従事し、最初の訪日の際に家族会の皆さんにお会いした。今回もお会いできて大変ありがたいと思う。米国は、『拉致問題』を重要視している。何年もの間、家族を囚われた家族の気持ちを察し、心の中でその悲しさを感じている。北の動きは国際社会の厳しい対応を招いた。現在、米国は北との直接交渉は行わない。私は今回、中・韓を訪問し、その際、両方で拉致問題を取り上げた。今日は、皆さんが直面している課題についてお聞きしたい」と述べた。

ルース大使:皆さんとまたお会いでき、歓迎する。デービースと話して、フォーカスすべき(焦点を合わせるべき)問題であると、「拉致問題」が如何に重要な問題であるか認識している。

デ-ビース:ルース大使がここに同席していることが、米国が拉致問題を重視している証である。北が何年も返事をしていないことで困難な問題となっている。

飯塚:先日はワシントンで面会のご配慮をいただき感謝いたします。訪米中は20数名と面会し意見交換をさせていただいた。この問題は、日本政府がイニシアチブを取りながら戦略を広く考え、それぞれの方々に協力を要請している。米国は以前より緊密な連携をとっていただけると聞いている。私たちは長期の闘いを続けているが先が見えない状態。国民輿論は怒り、北に対する制裁のカードは維持しつつ、北との交渉がいつできるのかが不安。6者か日朝か、他の選択肢があるのか。

金正日が死去し、新しい体制になったがどのように変わっていくのか変化を見ている。北朝鮮が変化した機会をどのように捉えるのかが問題だ。

増元:お忙しいところを有難うございます。先日の訪米において、あらためて、「日本政府が主体的にこの問題を解決すべき」と実感した。米国は米国の国益で動いていることを感じた。キャンベル次官補の言葉の中でそのように感じた。

 課題としては、日本政府が積極的に解決する姿勢が必要であるが、現在、北朝鮮は米国しか見ておらず、日本政府との対話の道筋が見えない。1994年の米朝合意において、我が国は「拉致問題」があったにも拘わらず、10億ドルの軽水炉建設資金を拠出してしまった。これでは、米国との交渉を優先し、有利に働けば日本政府は追従するという印象を与えてしまった。先年、私たち「家族会」、「救う会」、「拉致議連」は、「テロ支援国指定」から北朝鮮を解除することに反対したが、米港政府は国益のために、この解除を行なった。

 米国政府の皆さんに理解して欲しいことは、日本国の国民の8割以上の方が、拉致被害者の救出が大切であると感じていること。拉致被害者の帰国が無いまま北朝鮮との友好関係樹立はありえないと思っていること。日本中の関心が集まった問題であることを認識してもらいたい。米国政府が、北朝鮮との会談の中で常に「拉致問題」の解決を促していることは感謝しているが、北朝鮮との交渉の際に、現在の日本は1994年当時の情勢とは大きく変化し、拉致被害者の帰国なしには一切の援助はできないという状況を北の担当者に明確に伝えて欲しい。

デービース:「テロ支援国指定」から確かに解除した。米国の国益であったことはあるが、それは、六者協議、米朝協議などで、全ての問題を解決するためのものだった。北朝鮮との交渉の機会をつかみ、北朝鮮が義務を果たしていくことが必要であり、どうやって義務を果たさせるかを考えている。核の問題だけではなく、人権・人道の問題もある。テロ支援国指定解除をそれほど心配することは無い。それは、戦略的努力の一つである。

 昨日、ワシントンでは国務省主管で「北朝鮮の人権問題に関するレポート」を公表した。これは、毎年公表されているものであるが、その中で「拉致問題」に関して記してある。これは、米政府があらゆる方法を使って日本政府を支援していることを示す。北朝鮮も読んでいる。新指導者も分かっている。また、議会が北朝鮮人権法案を延長することを議決した。米国内法上、最も重要な法案の一つであり、米国民の意思を伝えている。

 キング特使が来週ブリュッセルに出向き、欧州議会関係者・政府関係者と北朝鮮の人権問題に関して話し合う。6月の第2週には訪日し、その際には又皆さんとあう機会を持つことを希望している。

 最後に米国政府の立場で出来ることはなんでもしたい。日韓との連携をしながら北朝鮮に理解を求め、全ての問題の解決につなげる。北京・ジュネーブ・ニューヨークでの北朝鮮との会談でも拉致問題を取り上げた。北に対し、日本の友人の懸念に対処するように伝える。

横田滋:(めぐみ拉致の実体を説明した上で)2002年小泉訪朝により「5人生存、8人死亡」の報告があった。その後、生存しているという被害者とその家族も帰国を果たしたが、その後一切状況が変化していない。2004年以降、事実上何も変化していない。日本政府が積極的に交渉を模索する必要がある。

横田早紀江:拉致を北朝鮮との交渉の中で話していただいていることに感謝する。どの親も思いは同じ。このように長い間子供に会えない状態が続いていることは稀有であり、その長さのために周りの状況が変化していく。北朝鮮も体制が代わり、どのような政策を取るのかわからない。それまでは安全であった子供たちの立場が変化し、命が危うくなるのではないかと心配している。

 北朝鮮は異常な考えの国である。合意を破棄している国である。そのような北朝鮮を相手に「制裁維持は必要」とわかるが、制裁維持だけで北朝鮮と和解が出来るのか不安。北朝鮮にも良い人がいるはず、その良い人たちとの交渉の中で解決に向かっていけないのか。硬軟取りまとめて交渉していくことが大切だと思う。私たちは「子供を返せ」と言っているだけ、他には(責任を問うとか)何も要求していない。

デービース:北朝鮮に関する全ての問題の解決に努力すると約束する。私にも2人の娘と1人の孫がいる。皆さんの苦悩は想像できる。私の本棚には、早紀江さんの書いた本が飾ってある(日本語は読めないが……)。いつも写真を見ている。拉致が解決することを期待し、めぐみさん他若い人々が連れ去られていることが私を解決への心へと駆り立てる。解決に高い期待を持てればと思う。北京で北朝鮮との関係を再開するよう取り決めたが、北朝鮮はそれを破り孤立する道を選んだ。合理的に再開することを望む。現状が北朝鮮の利益ではないことを理解させる。2008年の再調査の合意を含む約束を履行するように促す。みなさんには、我々が「拉致問題」を決して忘れないということを理解して欲しい。

以上

◆スネドン氏家族がマイク・リー上院議員と面会へ米国人で北朝鮮による拉致が濃厚なデヴィド・スネドンさんの家族から、「近く地元のマイク・リー上院議員と面会する」との連絡があった。先般の家族会・救う会・拉致議連の訪米の際、マイク・リー上院議員にはスネドン氏に関する情報を提供した。動きが動きを呼んでいる状況と思われる。



以上




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