西村眞悟の時事通信 より。
まず、本日の産経新聞朝刊の「正論」は、元最高検検事の土本武司氏が書かれている。さすがに法律家だ。無駄なところはなく簡潔にして漏らすことなく、要点を指摘され結論を明示されている。まさに、私が先に指摘していたように、「法律家」なら、小沢裁判の第一審判決に対して控訴するのだ。
マスコミは、小沢氏の弁護士が控訴を非難している場面をよく放映している。
弁護士とは依頼者の立場を代弁する者であるから、依頼者の立場から控訴を非難するのは当たり前だ。
私が、先に「法律家なら控訴する」と言った意味は、
現在、小沢氏の立場から控訴を非難している弁護士が、仮に本件裁判で、検察官に指名されておれば控訴するであろうということである。
従って、小沢氏の弁護士の落ち度は、「控訴期間の十四日間は静かにして妄動せず、じっと裁判の確定を待て」と依頼者に釘を刺せなかったことであろうか。
この「正論」を読んで、今朝は午前六時半から、光明池駅まえで「朝立ち」。
その「朝立ち」が終わってからの、「憲一」という名前の仲間との会話は次の通り。
「憲一さんは、『のりかず』さんと読むんですねー」
「そうです、初めは『けんいち』だったんですが、おじいちゃんが村に『けんいち』という悪い奴がいるから『のりかず』に変えろといって変えたんです」
「そうですか、それでは、村にいる『一郎』さんも読み方を変えなあきませんねー」
(ついでに、「由起夫」とか「直人」も)
さて、本論に入る。題して、「先軍政治」。
但し、これは北朝鮮のことではない。
沖縄は祖国復帰四十周年を迎えた。
そこで、全日本は今どういう状態で、
中国共産党は何を狙っているのか。
全日本は、今、民主党の正真正銘の左翼政権により弱体化の一途をたどっている。
つまり、左翼の目的が達成されつつある。
この民主党政権の成果に呼応して、中国共産党は、着々と沖縄本島を飲み込む準備を進めている。
その準備は、思想戦・宣伝戦、法律戦そして軍備増強となって顕在化している。
まず、中共は、特に天安門事件以来、日本を悪逆非道の国と避難を繰り返し、人民に日本への憎しみを植え付けることに成功している。
次に、その悪の日本が、沖縄を植民地支配しているとの宣伝を始めた。
そして、つとに、「琉球共和国独立綱領」を発表し、昨年は、「中華民族琉球自治区」構想を発表した。
この中共のいう「琉球」とは、北から奄美、沖縄本島そして八重山諸島のことである。
つまり、驚くべし、鹿児島県の南部から全沖縄県を、中共は飲み込もうとしている。
この「琉球自治区」の提唱に呼応して、多数の中国人が沖縄に入っている。さらに菅直人が総理の時、日本政府は中国人観光客を特に沖縄に誘致するためのビザを発給し始めた。
また中共政府は、「国防動員法」を制定して海外にいる中国人、つまり、沖縄にいる中国人も政府の指令により祖国防衛の行動を起こさねばならないという義務を定めた。
軍事面においては、まず核弾頭ミサイルを我が国の主要都市に向けて実戦配備して、その命中精度の向上に努めている。
その上で、海軍力と空軍力を増強し、東シナ海から沖ノ鳥島周辺の西太平洋を「中国の海」にしつつある。既に、空母を就航させ、現在、沖縄本島南の海域で空母を中心とした艦隊行動演習を実施している。
この中共の動きに対して、民主党内閣は何をしてきたのか。
中共の動きに見事に呼応したことをしてきた。
菅直人が総理の時のことは、既に指摘した。
その前の、世界からルーピー(アホ、バカ)といわれた鳩山由紀夫が総理の時、普天間基地移転に関する日米合意を滅茶苦茶にして沖縄の本日にいたる混乱を造った。
この鳩山由紀夫が五月十五日に沖縄に行ったのは、神経がおかしいのではなく、自分のアホさ加減で生み出された沖縄における「成果」を確認しに行ったのだ(やはり、おかしいか)。
では、この鳩山・菅の次の今の野田は、どうか。
これこそ、中共の一番喜ぶことをしている。
普通の国であれば、強烈に反応する中共の軍事的示威行動に無関心である。フィリピンやベトナム、さらにパラオ共和国でも断固として行っている、中共の海軍の行動に対する対抗措置としての強力な牽制を一切していない。
つまり、野田はこの大切な時に、消費税値上げに熱中して国家のことを顧みず、領土領海防衛に無関心を貫き、中共を喜ばせているのだ。
しかも適切で正しいことに熱中しているのなら、まだしも、
今の状況で消費税を上げることは、国民経済を崩壊させかねない暴挙なのだ。
やはり野田は、鳩山・菅以上にたちが悪い姦物である。
さて、以上の事態を前提にして、本日朝、光明池駅前で何を言ってきたのか。
「一刻も速く、民主党政権を打倒しよう。
そして、一刻も速く、国家の独立自尊を確保する為に軍備増強に取りかかろう。」
「中共は力の信奉者である。
従って、中共との軍事バランスの回復が平和をもたらす。
今やるべきことは、軍備増強で、特に海軍と空軍の増強は政治の急務である。」
と、言い終わって気がついた。
東アジアの平和のために、先軍政治が必要なのは、
北朝鮮ではなく、
我が日本である、と。
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