都知事の尖閣購入案は歓迎ムード
石原慎太郎都知事が16日、訪問先の米・ワシントンで「地権者から尖閣諸島を購入する計画がある」と発表。..........≪続きを読む≫
石原慎太郎都知事が16日、訪問先の米・ワシントンで「地権者から尖閣諸島を購入する計画がある」と発表。国際的に注目を集めるこの発言が、ネット上でも大いに話題となっている。
石原発言の骨子は、西表島や石垣島のおよそ150km北方に浮かぶ尖閣諸島のうち、個人の所有となっている魚釣島、北小島、南小島を都の予算で購入しようというもの。同諸島は明治時代より日本の領土として確定されてきたが、1960年代に国際連合が周辺海域に石油埋蔵の可能性を指摘して以来、中国や台湾が領有権を主張しており、石原都知事は購入の理由を「日本の国土を守るため」と述べている。
この発言に対しては、即刻中国外交部から「日本側のいかなる一方的な措置も違法かつ無効」という公式声明が発表された。また藤村官房長官が日本政府として所有者と交渉している旨も明かした。
17日には「尖閣諸島」がGoogleの検索ワードランキングで2位まで急上昇し、このニュースを伝えた産経新聞の記事を2600人以上がTwitterで取り上げるなど、尖閣問題は大いに関心を集めている。Twitterでの反応を見てみると、
「こういうことができるから石原さんは都知事でいられるんだ」
「石原さんカッケー」
「やったれやったれ!」
「さすが石原都知事。 たまにはすごいことをしてくれる♪」
と、石原都知事の発言に賛成する声や、
「これをきっかけに市と都と国が動くならいいことだと思う」
「都民としては、それは都がやることか?という気もするし、都議会通るのかとも思うが、五輪に金突っ込むより有意義かもしれない」
「東京都が購入する意義とメリットが一切わからん。国への購入斡旋なら評価もできるんだけど。そもそも事を荒立ててるだけのような…」
と、国ではなく、東京都が対応することに疑問を投げかけつつも、こうした試み自体は評価するといった姿勢の声が目立った。一方、
「何の意味があるのか本気でわからん」
「買うのは別に良いと思う。が、中国が所有権を主張してたらあんま意味ない気もするけど、そこんとこどうなんだろ?」
と、尖閣諸島の領有権問題に関して、どういった効果が出せるのか見いだせないという声も見られた。
石原都知事は自身のHPで、過去に産経新聞に寄せたコラムを公開しており、尖閣問題に関しては2004年4月5日付けで、
「中国や北朝鮮を相手に、自国の領土領海を有効に守りぬき、ひいては国民の財産生命を守るべく、防衛体制の一新を計るべき」
「自らの国土を自ら守ろうとしない者のために、一体他の誰が手を添えようとするであろうか」(一部抜粋)
と述べている。今回の購入予算について産経新聞は、「10~15億円になる見込み」という関係者の談話を紹介しており、都議会や日本政府の対応も含め、今後の展開が注目される。
(R25編集部)
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