被災地で調査捕鯨開始。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 









東日本大震災の影響で昨年中止になった宮城県石巻市の鮎川沖での沿岸調査捕鯨が12日、始まった。米反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)など海外の活動家が妨害する不安もあり、水産庁は地元住民に「見かけたら連絡を」と情報を呼びかけたほか、不測の事態には地元警察との連携を確認するなど、警戒を強めている。

 調査捕鯨は、小型捕鯨業者で構成する社団法人・地域捕鯨推進協会(福岡市)が主体で、5月下旬までにミンククジラ60頭を捕獲する予定。この日は4隻が鮎川港を出港したが、天候が悪く捕獲はなかった。

 鮎川沖では例年春に調査捕鯨を実施しているが、昨年の津波で鮎川港の岸壁が崩壊。鯨の解体施設も流失し、北海道の釧路沖に調査海域を移して行われた。

 水産庁によると、一昨年の鮎川沖での調査捕鯨で、海外の活動家が目撃された例があった。関係者によると、団体の名を宣伝するため、被災地に活動家が来る可能性があるという。