今日午後、チベット亡命政府のロブサン・センゲ首相と会談しました。
チベットでは、ダライ・ラマ法王が宗教と政治的責任を分離し首相を任命、首相が政治的責任を持つ事になりました。
彼はハーバード大学の法学部で博士号を取った人物で、首相に就任するまでハーバード大学のシニアフェローを勤めていました。
ボストンからチベット亡命政府のある、インドのダラムサラに、生活の拠点が移った訳ですが、
「ダラムサラはほんとうに美しい所です」
「しかし冷暖房はありませんよ」
と楽しそうに語っていました。
今年に入って、チベットでは33人の僧侶が焼身自殺を図るに至った。そうした人権状況がある事を知って欲しい。そしてチベットの自由の為に協力して貰いたい。
若くてハンサムな首相は訴えるような、真摯な眼差しで語っていました。
一つの民族がその文化や歴史や宗教を奪われようとしています。
それは間違っていると声を上げたいと思います。