新書「国家の再興」の出版準備中
西村眞悟の時事通信より。
本年に入り、本格的に書き上げた「国家の再興」の原稿を、三月中に校正を終え出版社である展転社に委ねた。
「国家の再興」は、四月中に印刷製本の完成予定。
私は、ここ数年、集会や勉強会で話せと言われたとき、いつもその題を、「国家の再興」としてきた。
理由は簡単だ。私の関心が四六時中「国家の再興」にあるからである。
そして、「国家の再興」について話す過程で分かったことがある。それは、この「国家の再興」の領域に踏み込む人が少ないという理由だ。
藤原正彦先生に、「国家の品格」というすばらしい本があるが、政治的実践者に、ズバリ「国家の再興」の課題に踏み込む著書はない。
その理由は、「戦後という時代」だ。
つまり、戦後という時代のなかで、この「国家の再興」の領域に踏み込めば、「右翼反動」のレッテルを貼られるからである。
戦後という時代の「戦後体制」から脱却しなければならない、と言う人が増えてきた。
何故、脱却しなければならないのか。
それは、我が国家の生存、サバイバルの為である。
では如何にして、我が国家をサバイバルさせるか、これが「国家の再興」である。
思えば、幕藩体制から脱却した明治維新も、国家のサバイバルのために為された。
同様に、戦後体制からの脱却も、国家のサバイバルの為に断行されなければならない維新であり「国家の再興」である。
では、我が国における「維新」とは何か。
それは、「復古」である。「いにしへにかえること」である。
すなわち、民族の連続性の確認と回復だ。
悠久の太古からただいま現在まで、間近くは、戦前と戦後の連続性を回復して、その中に一貫して流れる国家の根本規範と民族生命の原始無限流動の姿の確認。
これが我が国家に与えられた国家存続の源泉であり、維新としての「国家の再興」の源泉である。
ところが、この維新の為には、幕藩体制からの脱却に類似する抗争を経なければならない。
何故なら、法制度上、日本国憲法と称する文書の前文によって、戦前の我が国は戦後の我が国とは切断された「人類普遍の原理」に反する国家とされているからである。
それ故、この戦後という戦前と切断された空間のなかで、占領軍に教えられた通りに祖国を断罪してまことに裕福な生活空間を満喫している敗戦既得権益者の分厚い層があるのだ。
この層は、政界はもちろん、官界、マスコミ界、学会、財界、そして教育界に分厚くはびこっている。
従って、この敗戦既得権益者の層からは、戦前戦後の連続性の回復による「国家の再興」は、「人類普遍の原理」に反する「右翼反動」のレッテルを貼って葬り去ろうとする十字砲火を浴びせかけられるのだ。
具体的には、この敗戦体制堅持層は、このプロパガンダを選挙の際の攻撃に用いる。これが、政治的実践者のなかに、悠久の太古から続く我が国家の再興に取り組む者の少ない理由である。
しかし、これでは、戦後からの脱却を唱えながら、戦後体制に迎合するという自己矛盾、ひいては、祖国に対する裏切りを犯すことになる。
従って私は、「国家の再興」について語り続け、実践し、この度「国家の再興」を世に問い、諸兄姉のご批判を頂こうと思う。
先日、世話になっている大先輩の弁護士や同僚の弁護士の皆さん十数人と、和気藹々、懇談する機会があったので、ワープロで次のような出版記念会の案内を作成して配った。
「反日左翼が出版を差し止めたい本の出版を祝う会」
すると、先輩から、「あんまり過激なことをするなよ、もー」と言われたので、次の通り、多額のご負担をおかけすることになりますが、「おとなしい題」を付けた出版祝賀会をさせていただくことにしました。
本日の時点で、まだ、案内状の印刷はできあがっていませんが、どうか「国家の再興」に参加されるつもりで、ご参加いただければ幸せです。
記
「西村真悟君の出版を祝う会」
日時 平成二十四年五月十一日(金)
午後七時開演(午後六時半開場)
場所 リーガロイヤルホテル堺(南海本線堺駅西隣)
会費 二万円
連絡先 西村真悟事務所
〒599-8272
堺市中区深井中町1253-1
電話 072-277-4140
FAX 072-277ー4309