光市母子惨殺事件は身の毛のよだつような恐ろしい事件だった。1999年、男が乱暴目的で他人の家に押し入って歳若い奥さんを殺害した。遺体を陵辱後、泣いてすがる赤ちゃんを床に叩き付けた上で、絞殺した。まさに絵に描いたような凶悪犯だ。
犯人の福田孝行は数日後に逮捕され、地裁や高裁では無期懲役となったが、2008年に最高裁 がそれを破棄して死刑を云い渡した。当たり前だ。死刑は当然だ。ところが、こいつ何と控訴をした。人を平気で殺しておきながら、自分は死にたくないらしい。で、今日、最終判決が出る予定だ。死刑確定を期待したい。
犯行時は18歳だったそうだが、若さは罰を軽減する理由にならない。仮に更正しても被害者の命が戻るわけでもないし、反省なんてフリでも出来る。同情すべき環境で育ったと聞くが、そんな人たちは社会に沢山いる。それでも皆、人に迷惑かけず真面目に生きているのだ。残忍な殺人を犯した者には死刑が相応しい。
さらに注文をつけるなら、死刑をこそこそと執行して欲しくない。悪い奴に厳罰が下る場面を広く世間にしらしめるべきだ。何しろ、死刑には殺人事件などの凶悪犯罪を抑止する力がある。観衆の面前で派手に執行する公開処刑こそ効果的だ。劇場でショー形式で行うもよし、テレビやインターネット中継で全国に届けるもよし、だ。
ところで世の中には、進歩的な人道主義者を気取る死刑廃止論者がいて、その殆どが左巻きだ。民主党 に政権交替後、歴代の法務大臣が死刑執行から逃げているのを見ても一目瞭然だ。何故、彼らは死刑廃止論者なのか。
たぶん彼ら自身が犯罪者とお仲間だからだ。凶悪犯罪は殺人に限らない。ああ云う連中でも、国家反逆罪は死刑が相応しいことくらい、よく分っているのだ。