出戻りには意図がある。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 






夕刻の備忘録 様のブログより。





民主党は責任を取らない政党である。
個人としても組織としても、反省もしなければ責任も取らない。
元々「責任を負う」という言葉の意味を理解しない。

政治家の責任とは、概念的には“無限責任”なのだ。
領域に限界もなく、時間に限定もない。
未来永劫続く無限の責任こそ「政治家」の責任である。

そこから逃れたければ、政治家を辞めるしかない。辞めてもなお「人道的問題」に関して犯した過ちは、問われるほどのものである。それが政治家の責任であり、その責任から逃げない人間であるからこそ、SPまでついて警護するのだ。全く理不尽な、人の限度を超えた責任にまで堪え忍んでいるからこそ、尊敬もされ、信頼もされるのである。

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民主党議員に、全ての民主党議員に「責任感」が全く無いことが決定的に、最終的に明らかになった一年であった。それは震災に対する対応と、彼等の「姿」を見れば分かることだ。

一人でも過労死した者が居るか。
一人でも入院した者は居るか。
一人でも職を辞した者は居るか。
一人でも質疑中に感極まった者は居るか。
一人でも悔しさに唇を噛み締めた者は居るか。

隠れて突然居なくなった担当者は居たようだ。躁鬱だとして大臣を辞職した者も居るには居た。しかし、彼等の何処を切り取れば「責・任・感」という言葉が出て来るのか。残りの者は論じるまでもないだろう。

野党時代と与党になってからの、彼等の体重を調べれば分かる話だ。どいつもこいつも、ブクブクブクブク、太りまくっているではないか。何故、国家を背負う重責を担いながら、なお太れるのか。何故、首が埋まるほど太れるのか。

どんなに言い訳をしたところで、その身体から滲み出る汚らわしさは隠せはしない。彼等は安倍晋三が体調を崩して退任したことを嘲笑っていた。痩せ我慢の麻生太郎は、決して自らは認めなかったものの、日々頬がこけ、確実に痩せていったことは誰の目にも明らかだった。恐るべき孤独と負わされた責任から、要職に就いた自民党議員はたちまち痩せていったものである。

鳩山氏「外交」、菅氏は「新エネ」担当
 民主党は7日、計11人いる党最高顧問・副代表に特定分野の政策を担当させる方針を固めた。
 最高顧問の鳩山由紀夫元首相は外交、菅直人前首相は新エネルギー政策を担当し、幹事長室に提言する。輿石東幹事長が発案し、両氏も了承した。
 ただ、首相時代に鳩山氏は普天間飛行場移設問題で、菅氏は東京電力福島第1原子力発電所事故に絡むエネルギー問題で迷走した経緯があるだけに「ミスキャスト」との声も出そうだ。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120208/stt12020811090001-n1.htm

これは笑えるような話ではない。ミスキャストなどというものではない。「何を今さら」という後ろ向きの話ではないのだ。枝野にしろこの二人にしろ、現在進行形で自らの失政を隠すために舞い戻ってきたのである。責任感は毛ほどもない。しかし、それは鈍感だということではなく、意図的に、確信犯的に責任回避をする人間性なのだ。従って、あらゆることを隠蔽する、負わされそうな責任は事前に回避する。それでも避けられなかったものは、出戻りでもしてその証拠を隠滅しようと画策するのである。

鳩山は馬鹿なりに自らの主張に今なお拘っている。
世の中の動きも知らず、相も変わらぬ幻想の世界に生きている。
それはそれで一貫している。徹頭徹尾、馬鹿で愚かでクズなのだ。

しかし、もう一方の男は何だ。あらゆる責任から逃げまくり、退任するや否や「御遍路ごっこ」である。「反小沢の先頭を切る」と断言して党代表の座を勝ち得たことなど、まるで大昔の思い出話とでも思っているのだろう。党内融和に力を貸すでもなく、震災復興のために働くでもなく、元総理の肩書きだけを利用して、市民運動家として、「反原発の活動家」として動いているだけではないか。

自ら立ち上げた「会議」にも、「組織」にも何の未練も、何の感情も示さない。それこそが在任中に「如何にいい加減な気持ちで政治に携わっていたか」を証するものである。まさに自己保身が人の形をしたバケモノである。

何故、こんな連中をSPが警護しなければならないのか。元総理だというだけで生涯SPがつくというのは、オカシイのではないか。そんなに警護が必要なら、自ら独房に入ればいいではないか。

本来、辞職した人間は在職時の分野からは遠ざけられるものである。それは後任の迷惑にもなり、また諸問題の解決を遅らせるからである。民間ですらそうなのに、政界において自ら辞任した人間が、在職時に最も大きなミスを犯した分野に戻ってくるとは、世界史に記録されるレベルの非常識である。

そして、そこが彼等の狙いなのだ。彼等の意図はそこにあるのだ。彼等はアドバイザーを気取って、官僚を使うつもりである。官僚に指示を出し、情報を集めさせ、集めた情報を隠蔽、廃棄させるつもりなのである。これには官僚は抵抗出来ない。何しろ「政治主導」なのだ。馬鹿でもクズでも元総理なのだ。そして、現職の経産大臣もグルになれば、彼等の野望は容易く実現するであろう。

関係各位に御願いする。
速やかに証拠保全を!
速やかに人事異動を!

あらゆる策謀を巡らせて、彼等の魔の手から真実を護れ。